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猫カフェの開業資金と黒字経営に成功するコツまとめ

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猫カフェに必要な開業資金は最低でも900万円です。必要な資金として物件取得費や猫の購入資金などがあげられます。立地だけでなく周辺にも配慮することが必要な猫カフェの開業資金の詳細をまとめました。

コーヒーや紅茶を飲みながら猫たちと戯れることができる猫カフェ。開業するためにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?

今回の記事では、猫カフェをはじめるのに必要な開業資金と内訳について紹介します。さらに開業資金の調達方法や最適な物件選びについてもまとめています。

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1.猫カフェの開業資金

猫カフェを開業する場合の資金は最低でも900万円です。開業時に必要な初期費用と開業後に必要なランニングコストに分かれます。開業の計画を立てる時は2つの費用がどのくらいかかるのかを把握しておくことが大切です。

1-2. 初期費用と内訳

猫カフェを開業する場合、初期費用として750万円ほどかかります。猫カフェの開業にかかる初期費用には以下のものがあります。

・物件取得費

物件取得費には前家賃、礼金、保証金などが含まれます。猫カフェなどの飲食店での保証金の相場は家賃の10カ月分です。また礼金については家賃の1カ月分が一般的です。一例として家賃30万円の店舗を取得する場合には、物件取得費として300万円ほどかかります。

・内装や外装の工事費用

猫カフェを開業するためには内装や外装を工事しなければなりません。水道管や電気の配線がまったくない場合では、工事だけで1,000万円以上かかることもありますが、居抜き物件などを利用すれば費用も安く済み、250万円ほどまで抑えられます。

・猫の購入資金

猫カフェを開業するために猫は欠かせません。猫を購入する場合は、ペットショップや猫のブリーダーから購入する方法と保護猫を引き取る方法があります。

猫の値段は猫種によって異なります。人気の高いマンチカン、スコティッシュフォールド、ロシアンブルーなどは5~35万円で販売されています。ブリーダーから仕入れる場合は販売価格の4割ほどの金額ですみます。

一方で、殺処分される猫を保護猫として引き取った場合には無料です。動物病院では病気や虫の問題のない猫を預かっている場合があるので、相談をすれば猫を譲ってもらえます。

・設備

猫カフェに必要な設備には、厨房機器、冷蔵庫、テーブル、イス、ソファーなどのインテリア、空調設備などがあります。新品でそろえるとかなりの金額ですが、リサイクルショップなどで揃えるならば200~300万円ほどで済みます。

猫カフェの中にはコーヒーや紅茶などを提供せずに既製品だけを販売しているところもあります。そのような場合は、厨房設備がいらないため費用もさらに安く抑えられます。

1-3. ランニングコスト

猫カフェを営業するためのランニングコストは130万円です。必要なランニングコストには以下のものがあげられます。

・家賃

家賃は開業する店舗の地域や広さによっても異なります。都内ならば坪単価が15,000円前後のため、20坪の猫カフェを開業する場合には30万円の家賃がかかります。

・猫の飼育代

猫の飼育にかかる費用としてエサ代やトイレ代などがあります。目安としては猫1匹につき、毎月1万円の費用がかかります。10匹の猫を飼育する場合には10万円の費用がかかります。

・猫の治療代

猫は生き物なので、場合によっては病気をしたりケガをしたりすることもあります。治療代はかかりつけの動物病院によっても異なりますが、最低でも毎月10万円は用意しておくと安心です。

・カフェの維持費

通常のカフェとは違って猫が常にいるため、臭いなどには気を配っておきたいものです。清掃代や水道代や電気代は毎月10万円を見積もっておくと良いでしょう。

・食費

コーヒーや紅茶、お菓子などを提供する場合には費用がかかります。どのようなメニューを提供するかによっても費用は異なりますが、本格的なメニューを提供するならば毎月30万円はかかるでしょう。

・人件費

人件費は地域によっても大きく異なります。月給15万円ほどで2人のスタッフを雇った場合には、毎月30万円の費用がかかります。

・備品

猫カフェを営業する場合は、常に店内を清潔にするためにカーペットなどの定期的な交換が必要です。毎月10万円を見込んでおくと安心です。

2. 猫カフェに必要な開業資金の調達方法

猫カフェを開業するための資金の調達方法としては、「日本政策金融公庫による融資」「補助金などによる公的支援」「家族からの融資」「自己資金」があげられます。

銀行や信用金庫からの融資も考えられますが、新規事業は倒産のリスクが高いことから断られることも多いため、あまりおすすめできません。

融資を利用する場合は、詳細な事業計画を立てておきましょう。また自己資金率を高めておくと融資や補助金を受けやすくなります。

3. 猫カフェに最適な物件の選び方

猫カフェの事業を成功させるためには、慎重な物件選びも大切です。最適な物件を選んでおけば、多くのお客さんを集められます。

3-1. 物件選びの3つのポイント

猫カフェに最適な物件選びをするために、3つのポイントを覚えておきましょう。

・立地

猫カフェに最適な物件を選ぶときには、物件の周辺にどんな人が住んでいるのかをチェックしておくのは大切です。猫カフェなどでは長時間の滞在を求める人がターゲットになります。そのためカップルや家族連れが気軽に訪れやすいエリアを選びましょう。

・洗い場が2カ所以上ある物件がおすすめ

猫カフェを営業する際に気をつけておきたいこととして衛生面があげられます。洗い場が2カ所以上ある物件を選べば、猫のエサ皿やトイレなどを清掃するための洗い場とお客さんへ提供するドリンクやお菓子の食器を洗うための洗い場を使い分けられます。

・周辺のテナント物件には注意を

物件の周辺に飲食店などがある場合には注意が必要です。地域によっては動物の臭いや衛生面についての苦情が来てしまうこともあります。そのため物件を選ぶときには、大家さんや管理会社だけでなく、周辺の地域の了承を得るようにしましょう。

また、猫の臭いが周辺にこもらないようにするため、空調設備が整っている物件を選ぶことも重要です。

3-2. 契約時の注意点

猫カフェに最適な物件を見つけたら、大家さんや管理会社との賃貸契約を交わしますが、契約書にサインをするときには契約内容に注意しましょう。

契約書の中には、猫の糞尿などによるゴミ処理や臭いに関する厳しい規定が盛り込まれているものや、近隣住民との衛生面についての細かい規定が盛り込まれているものもあります。

また、解約時の原状回復についての具体的な指示が書かれているものあります。契約書の注意事項は必ず読むようにして、履行するのが難しい場合には相談するようにしましょう。

4. 猫カフェで黒字経営するコツ

猫カフェのような飲食店ビジネスで黒字経営するためにはコンセプトを確立することが大切です。猫カフェは通常のカフェとは異なり、お客さんは目的意識を持って来店します。店のコンセプトに共感してもらえれば、遠方からでも定期的に利用してもらえます。

猫カフェの中には里親を募集しているところや一軒家を改装して猫たちがのびのびと暮らせるように工夫しているところもあります。明確なコンセプトと猫への愛情があれば、ビジネスを成功させることができるでしょう。

5. 猫カフェの開業に成功した事例と年収

猫カフェを開業した人の中には、1,000万円以上の年収を稼いでいる人もいます。一例として脱サラして猫カフェを開業した男性は、公務員時代の倍の年収を稼いでいます。

来店するお客さんが一人ひとりが猫と触れ合える時間を作れるように、猫もお客さんも少数に限定した猫カフェを開業しました。そうすることで、多くのリピーター客を確保しています。

6. 失敗しない猫カフェの開業・経営方法の種類

猫カフェを開業する場合には、フランチャイズ経営と個人経営の2つの選択肢があります。それぞれには特徴があるため、自分に合った方法で経営をすれば失敗せずに経営を続けられるでしょう。

6-1. フランチャイズ経営

初めて事業を行う人や経営に不安のある人にはフランチャイズ経営がおすすめです。加盟金を支払えば、猫カフェの経営に必要なノウハウ、猫の体調管理の方法、ドリンクやデザートのメニュー、店舗の清潔に保つためのアイデアのサポートがあります。また、店のブランドも利用できるため、広告宣伝費をかけなくても集客できます。

6-2. 個人経営

自分の好きなように経営したい人には個人経営がおすすめです。店の雰囲気、店のコンセプト、カフェのメニューなどを自分で決められるため自由度が高くなります。経営を軌道に乗せるためには多少の時間はかかりますが、明確なビジョンがあれば確実に黒字経営ができるでしょう。

7. 猫カフェの開業に必要な資格・許可

猫カフェを開業するには資格や許可が必要です。おもな資格や許可には以下のものがあります。

・動物取扱主任者

猫などの動物を用いたビジネスを行う場合には動物愛護に関する資格の取得が必要です。資格を取得するためには以下の条件のどれかを満たしていなければなりません。

・動物取扱業に関する半年以上の実務経験があること

・動物取扱業に関する知識や技術について、一年間以上の教育機関を卒業していること

・公平性や専門性を持った団体による試験によって、動物取扱業に関する知識や技術を習得していることの証明を持っていること

条件を満たしていれば登録と研修によって資格を取得できます。

・防火管理者

収容人数が30人を超える猫カフェを経営する場合は、防火管理者の資格が必要です。講習を受ければ資格を取得できますが、講習は丸一日かかります。

・食品衛生責任者

飲食店を経営する場合には、食品衛生管理者の資格が必ず必要です。資格は講習によって取得できます。開業前には必ず必要な資格のため、なるべく余裕を持って講習を受けましょう。

8. まとめ

猫カフェを経営するためには最低でも900万円はかかります。開業資金を集めるためには自己資金以外にも日本政策金融公庫による融資や補助金などによる公的支援があります。詳細な事業計画を立てるならば融資を受けられやすくなります。

猫カフェを成功させるためにはコンセプトを確立することが大切です。フランチャイズ経営をする場合でも個人経営の場合でもはっきりとしたビジョンを持つならば、多くのリピーターを獲得できるでしょう。

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