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マイクロブルワリーの開業資金と調達方法まとめ

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マイクロブルワリーを開業する場合には920万円以上の初期費用と、毎月100万円以上のランニングコストがかかります。開業資金を調達するには金融機関の融資制度がおすすめですが、融資を申請するときには30%以上の自己資金を集めることが大切です。

オリジナルのビールを製造するマイクロブルワリーを開業するときには、どのくらいの資金が必要でしょうか?

今回は、マイクロブルワリーの開業資金と、その内訳について紹介しています。また開業資金を調達する方法についてもまとめました。1,000万円以上の費用を集めるには、金融機関による融資制度がおすすめです。開業するために必要な詳しい情報も載せていますので参考にしてください。

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1. マイクロブルワリーの開業資金

マイクロブルワリーの開業を考えるとときには、最初に開業資金を計算しておきましょう。開業資金には初期費用とランニングコストがあります。

1-1. 初期費用と内訳

開業する地域や会社の規模によって異なりますが、マイクロブルワリーで開業するときには920~1,000万円の初期費用がかかるでしょう。費用の内訳は以下のとおりです。

物件取得費

マイクロブルワリーを開業するには、クラフトビールを製造する場所の確保が必要です。物件を取得する場合には、家賃に加えて保証金や仲介手数料などがかかります。賃貸契約を結ぶ不動産会社によって異なりますが、一般的には家賃6~12カ月の保証金と家賃1カ月分の仲介手数料が必要です。仮に家賃15万円の物件を借りる場合には、120~210万円の費用がかかります。

内装費

内装費用は依頼する業者によって異なりますが、少なくとも500万円は見積もっておきましょう。内装の一部を自分で行うようにすれば費用を下げることもできます。

ビールの醸造設備

マイクロブロワリーを開業するときには、ビールの醸造設備を設置しなければなりません。中古のタンクなどでそろえる場合は200万円かかります。

冷蔵庫

製造したクラフトビールを保管するためには、冷蔵庫が必要です。購入する冷蔵庫の大きさによって異なりますが、100万円は見積もっておきましょう。

1-2. ランニングコスト

マイクロブロワリーの開業を考えるときには、毎月のランニングコストも計算しておきましょう。会社の規模によって異なりますが130万円前後はかかります。おもな内訳と費用は以下のとおりです。

家賃:15万円前後

物件を借りる場合には家賃が発生します。材料費や人件費はおさえることが可能ですが、家賃については一度賃貸契約を交わしたなら変更ができません。そのため、予算に合わせた物件を選ぶようにしましょう。

水道光熱費:7万円前後

ビールを製造するには水道光熱費がかかります。借りる物件にもよりますが、1カ月あたり7万円を見込んでおきましょう。

材料費:45万円

ビールを製造するための材料として、水や麦芽、ホップや酵母などがあります。1日にどのくらいのビールを製造するかによって材料費が変わっていきますが、1カ月あたり750リットルを予定している場合には、45万円は必要です。

人件費:65万円

人件費は会社の規模や開業する地域によって異なります。数人の従業員を雇用するときには、1カ月あたり65万円を見込んでおきましょう。

2. マイクロブルワリーに必要な開業資金の調達方法

マイクロブルワリーを開業するには1,000万円以上の費用がかかります。自己資金だけで用意するのが難しい場合には、金融機関による融資を利用しましょう。

金融機関での融資制度を利用する場合には、自己資金と事業計画が重要です。マイクロブルワリーの開業に必要な資金のうち、30~50%を自己資金にすれば融資を受けやすくなります。また、仕入先や出荷先など、クラフトビールの醸造に関する詳細な見積書を用意しておくと、金融機関の信用を高めることができます。

3. マイクロブルワリーに最適な物件の選び方

マイクロブルワリーを開業するときには、経営に適した物件を見つけることが大切です。そのためには以下の3つのポイントをおさえておきましょう。

3-1. 物件選びの3つのポイント

産地にこだわるなら東北がおすすめ

ビールをつくるためにはホップが必要です。一般的には、乾燥させてペレットにした状態のホップを使用しますが、クラフトビールを製造する場合には、鮮度などのオリジナリティーを出したいものです。そこで、ホップの生産農家が多い東北に拠点を構えることで、生ホップを使ったビールなど鮮度にこだわったビールをつくることができます。

きれいな水が流れている地域を選ぶ

おいしいビールをつくるためには水が肝心です。水の硬度などでも味が変わってしまうので、ビールに合った水を選ぶことが大切です。そのため、きれいな水が流れているかを確認しましょう。

賃料の高い物件には要注意

マイクロブルワリーを開業するときには、酒類等製造免許の取得が必要です。免許を取得するためには開業する物件を見つけてから申請をしなければいけませんが、許可が下りるまでに8カ月以上の時間を要することもあります。そのため、賃料の高い物件を借りた場合には、開業前にかなりの費用がかかってしまうので注意しましょう。

3-2. 契約時の注意点

マイクロブルワリーに適した物件を見つけたら、大家と賃貸契約を交わします。契約の際には書面による確認がありますが、必ず書面のすべての内容を確認しましょう。

契約書を読むときには「特約」の記載があるかをチェックしましょう。特約とは、貸主と借主の間で特別に約束したことという意味があり、中には退去時の手続きや内装についての約束事を記載していることもあります。トラブルを防ぐためにも特約がないかを必ず確認しましょう。

4. マイクロブルワリーの開業で成功するコツ

マイクロブルワリーの開業で成功するコツは、ビールの味です。ほかのマイクロブルワリーとの差別化を図るために個性的な味を求めるオーナーもいますが、あまりにも個性が強すぎるとリピートしてもらえません。そのため、多くの人に好まれる味のビールを製造することが大切です。個性的なビールを販売したいときでも、必ず1種類は大衆向けのビールを用意しておきましょう。

5. マイクロブルワリー開業の成功事例と年収

マイクロブルワリーを開業したオーナーの中には、毎月安定した収益を稼いでいる人もいます。ある女性のオーナーは、通常のビールに加えてハーブやフルーツなどのオリジナルビールを製造することで売り上げを伸ばすことができました。さらに、ゆっくりと時間をかけて丁寧につくることで、優しい味に仕上がっています。結果として、月の売り上げを550万円前後にまで伸ばすことができました。ビールの原価率は20%ほどなので、年収は1,200万円前後です。

6. マイクロブルワリーの開業に必要な資格・許可

マイクロブルワリーを開業するには、以下の2つの資格と許可が必要です。

・酒類等製造免許
ビールなど、アルコールの度数が1度以上の飲料を製造するときに必要な免許です。免許を取るには、年間で6万リットルの製造をしなければなりません。

・発泡酒製造免許
発泡酒を製造するときに必要な免許です。免許を取るには年間で6,000リットルの発泡酒を製造しなければなりません。

このほか、ビールが飲めるバーを併設する場合には「飲食店営業許可」が必要ですし、深夜0時以降の営業をする場合には「深夜酒類提供飲食店営業開始届」の提出が必要です。

7. まとめ

マイクロブルワリーを開業する場合には、920~1,000万円の初期費用と130万円前後のランニングコストがかかります。自己資金のみで開業すれば、返済の必要がないので経営のリスクを下げることができます。もし、自己資金のみでの開業が難しい場合には、金融機関による融資制度を利用しましょう。

マイクロブルワリーを開業するための物件を借りるときには、契約書のないように注意しましょう。契約書の中には、退去時の手続きや内装についての約束事などを記載していることもあるので、契約のすべての内容をチェックしておきましょう。

 

 

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