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ゲストハウスの開業資金と黒字経営に成功するコツまとめ

ゲストハウスを開業するにあたり必要になる資金を紹介しています。経営が難しいと言われているゲストハウスだからこそ、しっかり計画を立てて進めていくことが大切です。どれくらいの開業資金が必要になり、どんな物件が良いのか、成功のコツなども含めて説明しています。

ゲストハウスを開業するにあたり必要になるのが開業資金です。必要な開業資金にはは初期費用やランニングコストがあり、職種によって必要な金額は異なります。まずはゲストハウスの開業資金について説明します。

1. ゲストハウスの開業資金

起業を考えると、まず必要になるのが「資金」です。もちろん資金以外にも考えなければいけないことはありますが、お金がなければ開業することはできません。一般的に開業資金は初期費用・ランニングコストの大きく2つに分けられます。

ここでは、ゲストハウスの開業に必要な2つの資金について詳しく説明します。

1-2. 初期費用と内訳

ひと口にゲストハウスと言ってもさまざまで、規模や立地によって大きく異なります。そのため、資金は目安よりも少し多く準備しておいたほうが安心です。

初期費用とは、物件や設備などにかかる費用を指します。いわゆる開業までに必要な資金のことで、そのあと支払うのは毎月かかるランニングコストになります。ですから、初期費用だけでなく、安定した経営ができるように3ヶ月分のランニングコストも準備しておかなければいけません。

それを踏まえたうえで、ゲストハウスにかかる初期費用の相場は、300~500万円と言われています。1,000万円用意していれば、ランニングコストも含めて比較的余裕をもって経営できるでしょう。

ちなみに、100平米未満のゲストハウスを開業する場合、リフォーム代300万円・物件契約100万円・ランニングコスト250万円、そして旅館業営業許可申請手数料2万円程度を合わせて、600万円程度になります。

あくまで100平米未満で開業した場合の資金ですので、当然それ以上の規模になると500万円以上かかります。ですので、先にも述べたように最低でも1,000万円は準備しておいたほうが安心でしょう。

1-3. ランニングコスト

100平米未満の場合、年間のランニングコストは250万円程度。ランニングコストとは、先ほど説明したとおり毎月かかるコストのことを言います。初期費用は最初に払うお金ですが、ランニングコストは毎月払わなければいけません。そのため、初期費用だけでは残念ながら継続して経営していくことは難しいでしょう。

一般的に、ランニングコストは人件費・消耗品費・水道光熱費・家賃などが挙げられます。

従業員を雇わない場合には人件費はかかりませんが、それでも年間数百万円必要になることは確かです。ゲストハウスの規模が大きいほど、ランニングコストも大きくなるでしょう。

安定した経営を続けるためには、このランニングコストを抑える必要があります。経営が難しいと言われているゲストハウスですから、ただ開業資金を集めれば良いのではなく、いかに初期費用とランニングコストを抑え賢く経営できるかも考える必要があるでしょう。

2. ゲストハウスに必要な開業資金の調達方法

最も一般的な方法は日本政策金融公庫です。起業を考えている方であれば一度は耳にしたことがあると思いますが、事業主をサポートしてくれる制度を多数設けており、無担保・無保証人で利用できることから非常に重宝されています。開業資金の調達といえば日本政策金融公庫と言っても過言ではないほど、利用者も多いでしょう。

日本政策金融公庫にはいくつかの制度がありますが、おすすめは新創業融資制度です。事業開始時にお金を借りることができ、低金利。しかも最大3,000万円まで借入できるので、ゲストハウス開業には十分な資金額でしょう。

もちろん、日本政策金融公庫以外にも最近ではクラウドファンディングを利用される方も少なくありません。クラウドファンディングは不特定多数が協力し資金調達できる方法で、明確なコンセプトを提示できるのであれば日本政策金融公庫よりもお得にお金を借りることができます。

他にも、県や市から支援してもらう、家族や友人に借りるなど、さまざまな調達方法があります。

3. ゲストハウスに最適な物件の選び方

開業資金も大切ですが、ゲストハウスを開業できる場所がなければ事業をはじめることはできません。そこで、ゲストハウスにぴったりな物件選びのポイントをいくつかまとめてみました。

3-1. 物件選びの3つのポイント

・100平米未満

100平米未満でなければいけないという決まりはありませんが、用途変更のことを考えると100平米未満のほうがメリットになると言われています。

たとえば、地震に備えて耐久性を高めたゲストハウスに変更する場合、100平米以上あると確認申請が必要になります。そういった手間を省くためにも、100平米未満のほうが将来的にも経営しやすくなるでしょう。

もちろん、確認申請が苦ではない、広いゲストハウスを開業したいという方はこの面積にこだわる必要はありません。あくまで用途変更のことを考えたうえでのおすすめの物件ということです。

とはいえ、気軽に利用できるゲストハウスは100平米未満が多いと言います。100平米以上でも120平米などそれほど大きくありません。広いゲストハウスを開業するとなると、それなりの設備が必要になり家賃も高くなってしまいます。当然、開業資金もグンと上がるでしょう。そういった意味でも、100平米程度がベストと言えます。

・駅からアクセスしやすい

旅行の際に気軽に利用できるゲストハウスは、やはり駅から近いことも物件選びのポイントになるでしょう。周辺に目印になるものがあり、アクセスしやすい場所もポイントです。だいたい駅から10分くらいで着く場所にあると利便性が良く、多くの人に利用してもらえるようになります。

どうしても駅近に良い物件が見つからなかった場合、駐車場が完備できる広さや近くに時間賃駐車場がある場所がおすすめです。

・観光地がある

必ずしも観光地がなければならないというわけではありませんが、観光地が近くにあることでアドバンテージに繋がるでしょう。特に、旅行に来ている方には喜ばれます。ただ宿泊するだけでなく、それ以外の楽しみがあるのも物件を探すうえでポイントになります。

3-2. 契約時の注意点

ゲストハウスとして物件を借りる場合、契約時に忘れてはいけないのがゲストハウスの許可を特記事項に記載していることです。

そもそも、ゲストハウスとして物件を借りることは非常に困難と言われています。そして、万が一契約できたとしても契約書にゲストハウスとして利用することが分かる一文をきちんと記載しておかなければ、大家さんから立ち退き要請を受けることになってしまいます。契約書に記載していれば「ゲストハウスとして借りられた」ということになるので、安心して経営できます。

物件を借りるうえで非常に多い問題になっていますので、ゲストハウスの開業を検討している方は必ず契約書にその旨を記載しておきましょう。

4. ゲストハウスで黒字経営するコツ

せっかくゲストハウスを開業できても、赤字になってしまっては意味がありません。特に近年は次々とゲストハウスが誕生していますから、いかに自分のところを成功させるかがポイントになります。

なかでも重要になるのは、「立地条件」「客層」「観光地」の3つです。駅からの距離やゲストハウスの見どころ、日本人と外国人ではどちらの観光客が多いかなどを考えて経営していくと良いでしょう。観光地であれば、どんな特徴がある観光地なのかなどもチェックしておくと黒字経営に繋がります。外国人のお客さんが多いなら、やはり英語力がポイントになります。

5. ゲストハウスの開業に成功した事例と年収

成功しているゲストハウスの多くは、コンセプトを大切にしていると言います。「どのようなゲストハウスにしたいか」よりも「なぜゲストハウスを開業するのか」「何を目的としているのか」ということに重点を置くことで成功に繋がります。成功事例などを見ても、この2つが明確になっているゲストハウスがほとんどでした。

また、「おもてなし」を大切にしているゲストハウスも成功しやすいと言われています。たとえば、宿泊者との交流(パーティーや教室など)やメッセージカードの作成などです。ただ宿泊するだけでなく、いかにお客さんと楽しい時間を過ごすことができるか、また利用したいと思ってもらえる工夫が必要です。

年収は、150~200万円が相場になります。生活できる程度は稼げますが、儲からないと言われているだけあり、サラリーマンの平均年収よりも低いのが現状です。しかし、なかには稼いでいる方もいますから、成功事例やコツなどを参考にしてみると良いでしょう。

6. ゲストハウスの開業に必要な資格・許可

開業にあたり資格は不要です。しかし営業許可の取得(簡易宿所営業)が必要になりますから、無許可で始めることはできません。申請は役所にて行うことができ、手数料は1~3万円程度です。専門知識が必要になるため行政書士などを通す方もいますが、この場合20~30万円かかるので注意してください。

7. まとめ

近年増えているゲストハウスは、気軽に宿泊できる点は非常に優秀ですが、経営するとなるとデメリットも少なくないと言います。今回は開業資金や物件選びについて紹介してきましたが、成功事例やコツを学んで、ぜひ多くの人に利用してもらえるゲストハウスを目指しましょう。

 

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