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ロッテリアでフランチャイズ開業する4つのメリットとデメリット

ロッテリアはファストフード店のなかでも、多くの新機軸を打ち出しながら全国展開している、フランチャイズ経営での将来性も高いチェーン店です。ロッテリアにフランチャイズ加盟する4つのメリットとデメリット、そして経営に大切なことを解説します。


幸せなセレブライフを夢見て、会社を開きたい人は多いでしょう。その前に経営のいろはを学ぶべく、フランチャイズ展開している会社の店舗オーナーになろうと考える人もいます。なかでもファストフードが好きな人は、ロッテリアにフランチャイズ加盟して、同店舗のオーナーになることも視野に入れていることでしょう。今回は、ロッテリアにフランチャイズ加盟するにあたり、基本情報や評判、メリットおよびデメリットなどの大切な情報を説明します。

1. フランチャイズ展開しているロッテリアの基本情報

現在ロッテリアでは、新規加盟店となる、個人や法人を募集しています。その条件は以下の4つです。

・ロッテリアの事業に強い興味がある法人 (個人事業主は応相談)
・相応の開業資金が準備可能 (目安は4,800万円)
・2名以上の店長候補を立て、約3ヵ月間の開業前研修に参加ができる
・他のハンバーガーチェーンの経営に関わっていない

現在ロッテリアは主に、東名阪エリアで開業ができる法人を募集しています。ここでポイントになるのは、あくまでも「個人」ではなく、「法人」をメインとして募集していることです。

法人とは、単なる個人やその集合体とは異なり、「一定の目的のもとに結集されたグループ」のことを意味します。つまり、株式会社や有限会社など、事業を行っている組織であることを条件としてロッテリアは提示しているのです。個人事業主の場合は応相談となっていますが、これは個人では資金の準備や、従業員への研修といった義務を、法人よりも行うことが困難だと考えられていることが理由でしょう。

そのような条件のなかでも、たとえ小規模でもすでに事業を展開済みである人は、さらなる社会的ステータスを上げるためにロッテリアのフランチャイズ経営に挑戦することが考えられます。

2. ロッテリアのフランチャイズに関する口コミ・評判

ロッテリアのハンバーガーは、もっちりとした優しい食感がウリです。「黒こしょうマヨチキンバーガー」、「リブサンドポーク」など独自のメニューがありますが、この多くは糖分控え目で健康志向が高く、顧客からの評判が高いことが特徴です。

従来のハンバーガーは糖分が多く高カロリーで、不健康なイメージが伴っていましたが、ロッテリアはそれを覆す、新感覚のハンバーガーで人気を博しています。

お菓子業界の重鎮であるロッテグループが展開するファストフードチェーンなので、社会的影響力は高く、よほどの悪評が立たないように注意していれば、高水準で安定した収入を得られる可能性があります。

ロッテリア本社でも、常に店内の環境を向上させるための熱心な取り組みが行われており、そういった取り組みがある本部のもと、フランチャイズ加盟者も安心して経営を行うことができるでしょう。

ただし、店舗自体や売上などの管理、販売促進の活動、発注業務、クレーム対応など、店の中で生じる多くの仕事をアルバイトにも教えなければならないという社員の証言もあり、加盟店オーナーとしては人材育成という点で苦労があると考えられます。

3. ロッテリアのフランチャイズは儲かる?年収は?

ロッテリアに限らず、ファストフード店のフランチャイズ経営による年収はケース・バイ・ケースになります。店舗のブランドや会社の経営内容、加盟店オーナーの運営方針など、様々な要素で年収は左右されます。

開業から5年となるフランチャイズオーナーの年収を統計化したところ、年収300~500万円が最も多いようです。経営がよほどうまくいけば1,000万円を超えるケースも考えられます。

経営を始めたばかりの頃は、実店舗の経営を通して仕事の内容に慣れること、ノウハウを学ぶことなどで手一杯になるため、単月黒字を継続させることが難しいと言われています。大抵の場合、開業から2~3年までは経営の実学を勉強するための期間と割り切った方がいいでしょう。

年収をあまり意識し過ぎず、まずは1ヵ月の収益で黒字を出せるプランを模索することが重要です。これに関連して、最初はサラリーマンの平均年収に相当する400~600万円を得られるようにプランを立てるのが得策であるとアドバイスする人もいます。

4. ロッテリアにフランチャイズ加盟する4つのメリット

ロッテリアをはじめとした飲食店をフランチャイズ経営するメリットを4つ紹介します。

4-1. ロッテリア本部から様々なノウハウを教えてもらえる

ロッテリアは全国43都道府県に展開している大手のファストフードチェーン店です。これだけのブランド力を持つ会社なら、経営を軌道に乗せられる独自のノウハウを持っていることが見込めます。

経営に対し何か分からないことや疑問点があれば、ロッテリア本社のスタッフに尋ねることで、悩みを解決できる有益な情報をもらえるでしょう。

4-2. ロッテリア本部からサポートしてもらえる

ロッテリア本部から経営のサポートをしてもらえます。ノウハウを教えてもらえるだけでなく、営業中に問題が起きた場合のアドバイスなどもその場で丁寧に教えてもらえます。

そのサポートは開業前の研修から行われ、開業後も社員育成、仕入れルートの確保、税務や会計などの業務で困難が生じた際に助けてもらえるので、独力で個人経営を行うよりも安心して店舗の営業に取り組めます。

4-3. ロッテリアの影響力の強さが集客を助ける

ロッテリアは子どもから大人まで多くの人が知るファストフード店です。特に、店舗の近くに住んでいる人は、ファストフードが食べたくなったらとりあえずロッテリアに寄ろうと考えることがあるので、多くのリピーターが見込めます。

また、一からブランドを築き、試行錯誤するよりも、すでに有名になったブランドのもとでフランチャイズ経営を行う方が、早い時期から安定した集客を得られる可能性が高いでしょう。

4-4.  銀行から融資を受けやすい

ロッテリアのフランチャイズ加盟店を経営するには、4,800万円の準備資金が必要となります。しかし、フランチャイズ加盟する事業計画書があれば、銀行から融資を受けやすくなります。

銀行側は、有名なブランドに関わるビジネスの開始が計画されていると聞いた場合、そのブランドの信頼性が融資の判断材料となります。またそれ以外にも、助成金や補助金も活用しやすくなります。

5. ロッテリアにフランチャイズ加盟する4つのデメリット

ロッテリアのようなファストフード店をフランチャイズ経営するうえでは、デメリットがあることも注意しなければなりません。ここでは4つのポイントを見ていきましょう。

5-1. スキャンダルが起きた場合は要注意

ファストフード業界でも、従業員の不祥事や産地偽装、食中毒などのスキャンダルが過去に発生しています。ロッテリアの場合でも、万が一スキャンダルに至るような出来事があれば、フランチャイズ加盟店の売り上げにも悪影響を与えることになりかねません。

フランチャイズで開業することは、自身の身分をその会社へ預けることを意味しますので、常に会社で起こりうる最悪の事態を想定しながら経営を進めることが大切です。

5-2. ロイヤリティーの支払いがある

フランチャイズ加盟店は、そのブランド力で多くの集客が期待できます。裏を返せば、ロッテリアというブランドを借りて経営しているため、ロイヤリティーと呼ばれる権利料が発生します。

具体的にはロッテリアの名前やロゴ、商標権などの使用、商品を販売する権利、本社などからノウハウを提供してもらったことなどが挙げられ、以上の見返りとしてお金を払うようロッテリアから請求されるものです。

5-3. フランチャイズの契約期間に違反すると違約金が発生する

フランチャイズに加盟するにあたって、期間が定められた契約が行われます。例えば、5年契約を結んだ場合、その期間内は店舗の経営を継続させなければならず、もし期間満了の前に経営者側の都合で閉店となった場合は、違約金が発生します。

万が一の事態に備え、無理のない期間で契約を結び、期間が満了したら更新するという方針を立てた方がいいでしょう。

5-4. 個人のアイデアが制限される

フランチャイズ加盟店は、日本全国どこの店でも同等のサービスを受けられるように、メニューや営業形態などほとんどの経営領域に厳格なルールを設けていることが多いです。

ロッテリアのフランチャイズ加盟店のオーナーは、ロッテリアが指定したルールに常に従わなければなりません。そのため、無許可で独自のメニューを作ったり、独自の仕入れルートを開拓したりすることは認められておらず、契約違反として営業を禁じられてしまう場合があります。

6. ロッテリアのフランチャイズ条件・契約内容

ロッテリアのフランチャイズ加盟店を開業するには、最低でも30坪以上を確保しなければならないという立地上の条件があります。これは、平均的な2階建て一軒家の床面積を合わせたものとされます。

ロッテリアにおけるフランチャイズ契約の内容は一般と委託に分かれており、これは面談でオーナー側が選択することになります。

一般契約は、オーナー自身が30坪以上の物件と契約し、新規にロッテリアの店舗を開くものです。委託契約は、ロッテリア側が直営店をオーナーに譲渡するため、物件探しの手間が省けるメリットがあります。自宅の近くに譲渡可能な直営店がある場合は、委託契約が考えられます。

契約内容は、期間、商標の使用許諾、自分が経営するロッテリアの近くに別のロッテリアが開店されないようにする「テリトリー制」の有無、仕入れルートやマニュアルを示した商品の供給規約、加盟金・ロイヤリティー・保証金などオーナー側がロッテリア側に払わなければならない金額の定めなどが書かれています。

後々トラブルが起きないように厳重にチェックしましょう。

7. ロッテリアのフランチャイズの将来性は?

ロッテリアのフランチャイズの将来性は、高水準で安定していると言えます。

最近でも、年末年始に行われた山盛りバケツポテトキャンペーンや、九州産の鹿肉を使った「ジビエ鹿肉バーガー」、三立製菓の人気商品とコラボした「かにぱんと紅ずわいがにのクリーミーコロッケバーガー」、さらにアニメ『ひつじのショーン』とコラボした福袋など、他のファストフード店にはない斬新なアイデアが積極的に取り入れられています。

以上のように、近年において前向きな内容のニュースが多いブランドに関しては、フランチャイズの観点でも将来性が高いと考えられます。

以前は、外食が多い人は健康に問題を抱えやすいという説が話題になったことがありますが、現在ロッテリアは健康的なハンバーガーを多数プロデュースすることにより、健康に気を使ったメニューを考案し続けています。

他のファストフード店との差別化が顕著であるため、同業種のブランドと比べてもロッテリアはフランチャイズ加盟を考える人たちにおすすめです。

8. ロッテリアのフランチャイズで独立開業する方法

ロッテリアで独立開業するには、主に3つのステップがあります。

8-1. 問い合わせから面接まで

問い合わせから面談に入り、続いて定款、印鑑証明、取引先のリストなどを含めた加盟店申込書を出します。そこから一般か委託かを含めたフランチャイズ契約の説明が入り、最後に幹部面接が行われます。ここで事業計画を認められ合格すれば、次のステップに移ります。

8-2. 100日間の店長候補研修期間

オーナーとは別の店長候補を対象とした100日間の研修期間に入ります。この間もオーナーは、一般か委託かという契約内容により異なる手続きを行わなければなりません。

一般契約の場合は、物件と内部のレイアウトの決定、工事契約の締結などを行います。委託契約の場合は、譲渡店舗が決まり次第、経営会議によりオーナーが払う譲渡価格と預り金が決められ、最後に対象物件を店舗と認めるための承認手続きを行います。これをもってフランチャイズ契約が締結されます。

8-3. 開業準備

一般契約の場合は、新たに店舗の建設工事を行います。そこから営業許可を受けるため、消防・労基・保健所に対し必要な手続きを届け出てから、メイト・トレーニングと呼ばれる従業員研修が行われます。

委託契約の場合は、店長とメイトが告知され、設備確認、さらに人員補充とその要員に対する研修を行う、比較的ゆとりのある内容です。

以上のプロセスを経て、棚卸と販売情報管理 (POS)が完了すれば、晴れて開業になります。

9. まとめ

ロッテリアのフランチャイズに加盟する形で開業することは、一人で一から事業計画を立ててオリジナルの店舗を開業するよりも、条件に恵まれています。

フランチャイズ先のブランドイメージはすでに全国に周知されていることが多いため、ある程度の集客は開店当初から見込めます。オーナーをサポートする店長やスタッフも、ロッテリアによる研修を受けたメンバーなので、信頼を寄せられます。

ロッテリア本社から、経営に関するサポートやアドバイスを受けることができるため、経営のノウハウを学ぶこともできます。ただし、ロイヤリティーの支払いや独自のアイデアが制限されているなど、フランチャイズ経営ならではのデメリットにも注意しましょう。

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