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フランチャイズの脱退する手順とその種類

フランチャイズに加盟してみては良いが、万が一、脱退したい時はどうなるのだろうか?
実は、フランチャイズに加盟後、脱退するには状況に応じて4つのパターンがあります。任意解約、満了、合意解約、そして契約解除です。ここでは、この4つのパターン毎に、知っておくべき法的な知識を簡単に纏めております。最後までお読み頂ければ、それぞれの特徴を知ることができ、契約時に確認すべき点が明らかになります。

1.フランチャイズから脱退する3つの手順

フランチャイズの脱退・取り止め(キャンセル)・解除を検討する時には、きっかけとなるものが必ずあります。

例えば・・・
・業績の不振
・本部への不信
・オーナーの健康問題、家庭の事情

などが多いです。「フランチャイズ加盟からの脱退希望」「フランチャイズ加盟を辞めたい」のような悩みは、多々あるようです。

1.1 契約を確認する

先ずは契約する際に、取り交わした契約書を見て、どのような契約になっているのか、特にお金が1番の大きな問題となりますから、その部分がどうなっているのかを確認しておくことが重要です。

1.2 本部が脱退を納得しやすくする為にストーリーを描く

ただ脱退したいと言うのはなく、何かしらのストーリーを作っておくことです。例えば、病気、パートナーが不在(離婚、病気やトラブル等)、借金や事前の売上予測との乖離等により脱退したいと言う理由です。

1.3 脱退した時に不利益な事がないか

実際に脱退する際には、どのパターンに該当し、また、その際には、費用が発生するのかしないのか。そして、契約者にとって何か不利益なことが無いのか十分に検討することが必要です

2.フランチャイズの契約内容と脱退方法

2-1. 任意解約について

中途解約条項による任意の取り止めをフランチャイズ契約条項の中に、契約期間中でも参入者が申し入れをする事によって、契約を加盟者側から一方的に中途取り止め可能な旨の条項が入っていることがあります。このような、条項に基づく解約を、中途解約条項に基づく任意解約(キャンセル)と呼びます。

任意の解約に関する条項にもいろいろものがあり、契約後一定期間が経過した後に初めて中途解約(キャンセル)が出来るようになるもの、書面による意思表示を不可欠とするもの、中途キャンセル金や違約金の入金が不可欠となるものなど、権利行使に一定の制限が課されている時などもあります。

2-2. 契約満了について

契約期間が満了にしたフランチャイズ契約には、だいたいの事案で契約期間の定めが置かれていますので、その契約期間の満了を待って契約を終了させるやり方です。

フランチャイズ契約書によっては、契約期間の満了前の一定の時点までに、契約更新しないという通知をしない限り、フランチャイズ契約が自動更新されるといったいうような条項が盛り込まれている時もあります。

このようなケースでは、期間満了で終了を予定しているフランチャイジーの方は、更新を拒絶する場合はその旨の通知を忘れないようにしてください(こうした通知については内容証明郵便などで確実な証拠を残しておく事も大切です)。つい忘れてしまうと、自動更新だったり、違約金が取られることがあります。

2-3. 合意解約(キャンセル)について

フランチャイズ契約上に中途解約(キャンセル)の定めがなくとも、契約の当事者同士が合意する事で、契約を中途で終了させる事ができます。これを合意解約(キャンセル)と呼びます。

合意解約では、キャンセル要件に関して当事者が合意する限り自由に定める事が可能なので、柔軟な解消(違約金条項適用を除外する、競業避止義務免除するなど)をする事ができます。

もっとも、合意キャンセルにはフランチャイズの本部と所属者双方の合意が必要不可欠ですので、合意キャンセルが成立するためには、加盟店側に契約終了せざるを得ない一定の事情などがあるのが一般的です。

2-4. 契約解除について 

解除契約当事者の一方が、フランチャイズの契約に定められた義務に違反した時、その相手側が債務不履行(契約違反)を訳とする契約終了の意思表示をすることで、契約を終了する事があります。これを契約解除と呼びます。

契約解除には、契約上予め定められた解除事由による解除(約定解除)と、民法などの法律に定められている解除事由に基づく解除(法定解除)があります。

フランチャイズ契約は契約当事者間の信用関係を基礎とする継続的契約という特性を有することから、軽い契約違反では契約解除が認められないケースがあるため用心が必須です。

3.フランチャイズから脱退できない場合の相談先

フランチャイズ契約は、専門性も高い分野でもありますので、弁護士にアドバイスを受けることが必要になってくるでしょう。

4.まとめ

フランチャイズに加盟する際には、事前に、将来、万が一、脱退することになってしまう時にどうなるのか契約を確認することが大切です。実際にここで紹介してように大きく分けてフランチャイズ加盟から脱退するには4つのパターンがあります。それぞれのパターンにおいて、認識しておくと共に専門家にアドバイスを受けることも必要になってくるでしょう。

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