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フランチャイズなのに廃業する3つの理由とは?

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フランチャイズ店舗を開業する場合には、廃業のリスクがあることを覚えておきましょう。個人の開業よりもリスクは低いですが、資金不足の問題や環境の変化に対応できないといった問題で廃業する人もいます。フランチャイズの廃業・撤退率やフランチャイズで廃業しないためのチェックポイントをまとめました。

フランチャイズに加盟して独立開業するときに気になることとして廃業率や撤退率があります。起業をする際には店をたたむというリスクを抱えますが、フランチャイズで廃業しないためには、どんな点に注意すればよいのでしょうか?

フランチャイズで廃業する3つの理由やフランチャイズを選ぶためのポイントを紹介します。この記事を読んで、フランチャイズ店舗の開業計画に役立ててください。

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1. フランチャイズの廃業・撤退率

経済産業省が発行した「わが国のフランチャイズの現状」という資料によると、フランチャイズ加盟店の廃業・撤退率は4.4%です。業種別の撤退・廃業率は以下のとおりです。

・小売業フランチャイズ                           3.2%

・外食業フランチャイズ                           4.5%

・サービス業フランチャイズ         7.1%

一方で、一般的な企業の廃業・撤退率は7.5%です。業種別の撤退・廃業率は以下のとおりです。

・小売業                                   8.5%

・外食業                                   9.5%

・サービス業                            5.6%

フランチャイズ店舗と一般の企業を比較すると、フランチャイズ店舗のほうが廃業・撤退率が低いといえます。フランチャイズ店舗は本部のスーパーバイザーによるサポートやアドバイスがあるため、安定した経営を続けることができるでしょう。

2. フランチャイズなのに廃業する3つの理由

ビジネスの経験がなくても安定した営業ができるのがフランチャイズの魅力ですが、それでも廃業することはあるので注意が必要です。フランチャイズなのに廃業する主な理由は以下の3つです。

資金不足の問題

フランチャイズなのに廃業する理由のひとつは「資金不足の問題」です。味やサービスや商品には自信はあったものの、新規の顧客の獲得ができなかったという理由で売り上げが低迷し、最終的には大きな赤字を抱えて廃業してしまうというケースがあります。

大きな赤字を抱えることはなかったものの、運転資金がショートしてしまったために廃業したケースもあります。飲食店のフランチャイズでは、顧客を獲得して安定した経営をするためには、最低でも半年~1年の期間は必要です。オープン直後は多くの顧客を獲得できますが、オープン2カ月目は売り上げの底を経験することが多く、フランチャイズによっては資金が不足してしまい廃業することもあります。

外部環境の変化に対応できない

フランチャイズなのに廃業する理由の2つ目は「外部環境の変化」です。環境の変化には2つのケースがあります。ひとつは「ライバル店や同じフランチャイズチェーン店が近隣で開業するといった環境の変化」、もうひとつは「市場環境の変化」です。

例えば、幹線道路にフランチャイズのコンビニエンスストアを開業したものの、数ヶ月後に道路の反対側に別のコンビニエンスストアがオープンして売り上げが大きく落ちることがあります。また、駅の東側にフランチャイズのコンビニエンスストアを開業したものの、数ヶ月後に駅の西口に同じフランチャイズチェーンのコンビニエンスストアがオープンして差別化が図れなくなり廃業することもあります。

市場環境の変化で特に注意しておきたいのは、インターネットやスマートフォンの普及です。以前はDVDやCDレンタルのフランチャイズチェーン店がたくさんありましたが、ダウンロード視聴できる時代に変わったため、対応できずに廃業した店もあります。過去には、写真のプリントを専門に行っているフランチャイズ店が、スマートフォンやデジタルカメラで簡単に写真を保存できるようになったために、需要が減って廃業することもありました。

3. フランチャイズで廃業しないためのチェックポイント

フランチャイズで廃業しないために必要なことは、加盟するフランチャイズを慎重に選ぶことです。自分の好みに合ったフランチャイズを選ぶことも重要ですが、廃業のリスクをもってはいないかを確認することは大切です。確認しておきたいチェックポイントとして以下のものがあります。

店舗選びのサポートがあるか?

フランチャイズの経営では店舗選びはとても大切です。経営方針や接客サービスなどは開業後に変えることができますが、店舗については一度決めてしまうと変更ができません。そのため、研修などのサポートは用意しているものの、店舗については自分で探さなければならないフランチャイズには注意しましょう。フランチャイズの中には独自の調査に基づいた出店のアドバイスをするところもあります。

現実的なモデル収支であるか?

フランチャイズの多くは開業後のモデル収支を掲載しているところもあります。しかし、中には特別な成功例のみを掲載しているところもあり、実際に開業してみたらモデル収支とまったく違う結果になることもあるので注意が必要です。モデル収支を確認するときには売上高に注目しましょう。

フランチャイズ店舗の平均値を算出している場合は問題ありませんが、優良店のみの数値を掲載している場合には注意が必要です。また、フランチャイズによってはアルバイトの人件費は含んでいるものの、オーナーの人件費を含んでいないこともあります。その場合は、毎月の営業利益から差し引かなければなりません。

将来のビジョンを持っているか?

安定した経営をするには、時代に合わせた商品の開発や改善が必要です。フランチャイズを選ぶときには、どのような将来のビジョンを持っているのかを必ず確認しましょう。フランチャイズによって目指す分野はさまざまです。店舗数の拡大を目指しているところ、売上高のアップを目指しているところ、顧客満足度の向上を目指しているところなど、フランチャイズによって異なるでしょう。納得のいく説明ができるフランチャイズなら、安心して加盟できます。

4. まとめ

フランチャイズへの加盟を検討するときには、廃業のリスクも頭に入れておきましょう。個人で開業するよりもリスクは低いですが、資金不足や外部環境の変化によって廃業することもあります。

そのため、フランチャイズへの申し込みをする際には、モデル収支や将来的なビジョンについて確認しておきましょう。さらに開業後にはどのようなサポートを行っているかについても質問すれば本部への信頼を持つことができるでしょう。加えて、オーナーになるためにはマネジメント能力が必要です。安定した経営をするための知識やスキルを身につけるように努力することも忘れないようにしましょう。

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