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ブックカフェに必要な開業資金と成功させるコツまとめ

ブックカフェの開業には500〜1,000万円の資金が必要になります。またランニングコストには食材費、水道光熱費、人件費があげられます。ブックカフェで成功するためには、客単価を上げることがポイント。店にある本を販売したり、オリジナルのケーキやコーヒーを用意することも大切です。ブックカフェの開業に必要な資格や許可についてもまとめました。

コーヒーや紅茶を飲みながら、読書を楽しむことのできる空間を提供するブックカフェ。開業をするためにはどれくらいの資金が必要なのでしょうか?

今回の記事では、ブックカフェの開業のために必要な資金や内訳を紹介します。さらに開業するために必要な資格や物件選びのポイントも解説します。

1. ブックカフェに必要な開業資金はいくら?その内訳は?

ブックカフェは通常のカフェとは異なり、ドリンクを飲みながら好きな本や雑誌を読むことができるという特徴があります。

レストランと比べてメニューが少ないため、低予算でも開業できるというメリットがありますが、一方で本が読めることを前提としているため、客の回転率が低いというデメリットもあります。そのため計画を立てるときには、どの規模の店舗にするのか、どんなメニューを取り揃えるのかを決めておくのが重要です。

1-1. ブックカフェの開業資金

ブックカフェの開業に必要な資金は、店舗や大きさや場所によっても大きく異なりますが、小規模のブックカフェの開業ならば500〜1,000万円が必要です。開業のためには以下の費用が必要です。

・店舗を借りるための費用

・外装や内装の費用

・調理器具を揃えるための費用

・本や雑誌を揃えるための費用

・開業時のランニングコスト

店舗を借りる前に具体的な予算計画を立てておけば、開業時の資金不足などのトラブルを避けられます。

1-2. 初期費用の内訳

店舗を借りるときには、毎月の家賃とは別に、敷金や礼金、保証料や仲介手数料を最初に支払います。敷金と礼金についてはそれぞれ家賃の1カ月分を、保証料については家賃の10カ月分を契約時に支払います。

ブックカフェについては15〜20坪の客席面積があれば十分です。坪単価が1万円の場合には15〜20万円の家賃がかかるため、初期費用としては200〜300万円が必要です。

外装や内装の費用については、どんな店舗を借りるかによって費用が大きく変わります。飲食店が撤退する際に、厨房や内装をそのままの状態にして退去した居抜き物件を借りれば、水道の配管や電気の配線などの手間が省け、新しい調理機器を購入する必要もなくなります。

スケルトン物件と呼ばれる内装も外装も施していない物件を借りる場合には、500万円ほどの外装や内装費用がかかります。

ブックカフェを開業する際に必要な費用として、本や雑誌の購入費があげられます。ブックカフェは、マンガや雑誌が置かれているインターネットカフェとは異なり、単行本や画集などが中心です。カフェによってオーナーの趣味に合わせた書籍を取り扱ったり、西洋文学などの外国の作品を取り扱うところもあります。ある程度の本を集めるためには、それなりの費用がかかります。

1-3. ランニングコストの内訳

ブックカフェのランニングコストには以下のものがあげられます。

・食材費

・水道光熱費

・人件費

食材費については売り上げの30%以内に抑えるのが理想的です。ドリンクや軽食のみを扱うカフェならば食材費を抑えることができますが、ランチやデザートなども提供するならば、かなりの費用がかかります。

水道光熱費については売り上げの5%に抑えるのが理想的です。カフェではコーヒーや紅茶などをメインに扱うため、かなりの水道代がかかります。さらに、パスタやスパゲッティなどのメニューを扱うならば、ガス代もそれなりにかかります。

人件費については売り上げの30%に抑えるのが理想的です。オーナーが自ら働くカフェならば人件費はかかりませんが、スタッフを数人雇うならば注意が必要です。

2. ブックカフェの開業資金を調達する方法

ブックカフェを開業するためには、自己資金を用意するのが非常に大切です。自己資金100%で開業できれば、月々の返済がないため営業のリスクが軽減されます。

自己資金のみで開業するのが難しい場合には、銀行などの金融機関からの融資を利用できます。一般的に金融機関から融資を受ける場合には、30〜50%の自己資金が必要です。ブックカフェを開業するために1,000万円が必要ならば、300〜500万円を用意する必要があります。

金融機関からの融資が難しい場合には、家族や親戚に開業資金を出資してもらうという選択肢もあります。ブックカフェ開業に賛同してもらうためには、詳細な事業内容や事業計画を作成しましょう。

3. ブックカフェの物件選びのポイントと契約時の注意点

ブックカフェを開業する時には物件選びが非常に重要です。どのエリアに開業するか、どんな店舗を借りるかによって経営に大きく影響します。

ブックカフェの物件を選ぶときには、どのようなコンセプトにするかを考えてから探しましょう。カフェを開業するのに適している場所として、駅の近くや商店街のある人通りの多い場所、交通量の多い幹線道路の沿線などがあげられますが、ブックカフェの場合には長居することを前提としているため、閑静な地域で開業するという方法もあります。

専門的な書物を扱ったネットカフェの場合には、あえて郊外に店を構えることによって、コアなファンを獲得する方法もあります。

気に入った物件を見つけたら契約を交わします。契約時には、不安なことや分からないことがあれば率直に質問するようにしましょう。契約を結んでから解除をすることはできないので、納得できるまで聞くことは大切です。

4. ブックカフェのような店舗ビジネスの問題点と成功のコツ

ブックカフェのような店舗ビジネスをする際には、多くの人に店を認知してもらうこととリピーター客を増やすことがカギです。

ブックカフェなどは店舗の規模も小さいため、認知してもらうことに苦労します。認知してもらうためには、ホームページを開設して店舗を紹介したり、Twitterやインスタグラムを使って情報を発信することが重要です。さらに地域の住民と交流できるイベントなどを開いて、店を知ってもらうこともできます。

リピーター客を増やすためには、サービスを充実させることが大切です。常連客のための裏メニューを用意したり、客のリクエストに応じた本を集めるならば、またあのカフェに行きたいと思わせることができます。

5. ブックカフェ経営の成功事例と年収

ブックカフェで成功している例として古い民家を改造してノスタルジックな居心地の良い空間を提供して、多くの顧客を獲得しているブックカフェがあります。

たくさんの本を用意するだけでなく、イベントスペースを用意して朗読会など本にまつわるイベントを定期的に開催しています。また、無農薬の野菜やお米を使用したり、バリスタ直伝のコーヒーを揃えることによって、カフェに通うことが楽しくなる雰囲気を作り出しています。

ブックカフェの平均年収は、200〜300万ですが、コンセプトを明確することによってリピーターを獲得することができ、年収1,000万円を達成しているカフェオーナーもいます。

6. 失敗しないブックカフェの開業・経営方法

ブックカフェの場合には、客の回転率が低いため一人ひとりの客単価を上げて一定の売り上げを確保することが成功のための秘訣です。そのためには、コーヒーや紅茶などの通常のドリンクに加えて、オリジナルのドリンクを用意します。さらにランチやケーキのセットメニューなどがあれば、客単価を上げることができます。

ブックカフェの場合には、本を無料で貸し出すだけでなく、販売するのも一つの方法です。さらに本だけでなく雑貨も販売するならば集客アップも期待できます。

7. ブックカフェを開業するために必要な資格や許可

ブックカフェを開業するためには以下の資格や認可が必要です。

・喫茶店営業許可

飲み物や市販されている菓子を提供するためには喫茶店営業許可が必要です。

・飲食店営業許可

軽食やデザートを提供する場合には飲食店営業許可が必要です。

・菓子製造業許可

提供するデザートを持ち帰りのできる商品にする場合には菓子製造許可が必要です。

・食品衛生責任者

店舗内で調理したものを提供するには食品衛生責任者の講習を受ける必要があります。ただし調理師や栄養士の資格を取得している場合には講習は不要です。

・古物商の許可

中古で購入した本を店舗内で販売する場合には古物商の許可も必要です。自己使用目的で購入した本についても、ブックカフェで販売するならば許可は必要です。

8. ブックカフェに必要な開業資金と成功のコツまとめ

ブックカフェを始めるには、物件を借りるための資金、内装や外装のための費用、調理機器などの費用のために500〜1,000万円の資金が必要です。自己資金で開業できればリスクを軽減できますが、難しい場合には金融機関に融資の手続きをしたり、家族や親族に資金提供してもらうこともできます。

ブックカフェの物件を選ぶときには、コンセプトを決めるようにしましょう。人通りが多い場所が一番ですが、専門の書籍を扱う場合には、あえて郊外に店を構えることもできます。

ブックカフェの開業にはいくつかの資格や許可が必要です。どんな形態のブックカフェを開業するかの計画を立てて、必要な資格や許可を取得するようにしましょう。

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