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ペットショップの開業資金と黒字経営に成功するコツまとめ

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動物をたくさん取り扱う業種であるペットショップのオーナー。動物好きの人にとってはたまらない職業でもあるでしょう。いざ始めてみるとなるとどれぐらいの開業資金がかかるのでしょうか?さらに黒字経営を成功させるためにもさまざまな情報をご紹介します。

可愛い犬や猫などの動物は人々の心の癒しにもなります。ペットはどんな時代でも人気を集めており、ショップがあるとついつい立ち寄りたくなってしまう人も多いのではないでしょうか。

そんなペットショップですが、自分で開業するにはどのような資格がいるのでしょうか?また必要な開業資金がいくらぐらいなのか?さらには黒字経営を成功させるためのコツなどを交えながら、ペットショップを開業するにあたって必要な情報をご紹介していきます。

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1. ペットショップの開業資金

ペットショップを開業するための資金を初期費用とランニングコストとに分けてみていきましょう。

1-2. 初期費用と内訳

基本的にペットショップを開業するために必要な資金の相場は、平均して500~1,200万円と言われています。

開業するにあたっては普通にお店を経営するのとは異なり、様々な費用が発生します。それぞれ挙げていきます。

・物件所得費

まずはペットショップを開業するための物件を所得しなければなりません。保証金や礼金、仲介手数料などが契約の際には必要となってきます。この際に保証金は1ヶ月の家賃の10ヶ月分に値し、さらに仲介手数料や礼金は家賃1カ月分程度が必要となります。この金額は契約するお部屋の広さや地域などによっても異なってくるでしょう、

・内装・外装費

物件を調達することができたら、ペットショップの内装や外装の工事費用が発生します。相場としては1坪あたり15~20万円ほどが必要です。さらに看板などを設置する外装工事費としては200万円前後となります。こちらの工事費も使用する材料などによっても値段は大幅に変わってきますので目安として考えてください。

・什器備品

ペットショップとともにトリミングサロンなどを併設する際と、生体のみを販売する場合やペットグッズも販売する場合などによって費用が異なります。ショーケースなどはどちらにせよ使用することになりますが、それだけでも1つあたり3万円程度必要です。

このほかにも広告代や仕入れ代、消耗品などの備品代が発生します。

1-3. ランニングコスト

毎月発生してくるランニングコストとしては、月々の家賃や光熱費、人件費、仕入れ費などが挙げられます。それに加えてペットショップでは動物たちを飼育していかなければなりませんので、飼育管理費が発生します。

さらにはペットを自宅まで配送するサービスをしているのであれば、自動車にかかる費用も加わります。ペットショップを続けて行くためにはこのような細かい費用がランニングコストとしてたくさん発生します。

2. ペットショップに必要な開業資金の調達方法

ペットショップを開業するためには初期費用として、大体平均して500~1,200万円ほどかかかるということがわかりました。ですが個人としてペットショップ開業を行うのであれば、これらの資金を誰しもが持っているとは限りません。そこで必要な開業資金を調達するには以下の4つの方法があります。

・自己資金

自己資金を使用することが最も手っ取り早い方法です。ですが自己資金がたとえ数百万円単位あったとしても、ペットショップを開業することができる資金を満たしているかどうかは状況によって異なります。

・創業融資

開業資金のうち自己資金で賄えない分は、銀行などから融資を受けるという方法があります。これは起業する方にとってはよく利用されている方法です。

ですがペットショップを自分で開業するとなると銀行よりも、国や自治体がバックアップしている公的融資で借り入れる方がオススメです。

・補助金、助成金

国や自治体などが事業を促進させるために補助金や助成金制度を設けています。

補助金は国の政策目標に沿った事業であり、審査によって承認された事業者が補助を受けられます。また助成金も、国が定めた基準に当てはまっていると受給することができます。助成金の場合はあらかじめ金額が決まっている場合が多く、お金を使った後に確認作業が入り、助成金をもらえるという仕組みです。

助成金も補助金も後から国から払われるお金です。国が指定した条件に当てはまっているのであれば補助金や助成金によって資金を得ることが可能です。

・クラウドファンディング

インターネットなどを通して個人から少額ずつお金を集める方法のことを指します。日本のクラウドファンディングでは購入型がほとんどで、これは投資してもらう代わりに商品やサービスを提供することで成り立ちます。

日本のクラウドファンディングでは、サービスや商品が特徴的でない限り多額の資金を集めることは難しくなります。そのため自己資金を集めるという目的で使うには、物足りなく感じてしまうかもしれません。

3. ペットショップに最適な物件の選び方

ペットショップを実際にはじめるにあたって、まず必要となるのが物件です。動物を扱うことになりますので他のお店を開くよりも様々な注意が必要となります。そこで物件の選び方として3つポイントをご紹介します。

3-1. 3つのポイント

・まずは出店地域を大まかに決める

まずは大まかにどのような地域に出店するのかを決めましょう。大まかにどのエリアが良いのかが決まったら、その中からできるだけアクセスが良く、お客様が来やすいような物件を探しましょう。

ペットショップにトリミングルームなどを併設する場合には、お客様のほとんどが車で訪れることが多く予想されます。しかし、従業員のことを考えると、電車やバスなどでアクセスがしやすいところが良いでしょう。

・近隣環境をチェックしよう

次に市場調査などを参考にしながら近隣環境をチェックしましょう。どのエリアで開業するのかが決まったら、そのエリア周辺にどれだけペットショップがあるのかをチェックしましょう。あまりにも同業他社が多ければ、商売を始めるにあたって不利な点があるでしょう。また住居専用地域と指定されているところでは、動物取扱業種の営業許可がおりません。

さらに近隣環境として以下の項目をチェックしていきます。

・出店場所が駅から近いか?

・近隣に競合店がないか

・出店場所近辺の人通りはどのぐらいなのか

・近隣でどんなお店が繁盛しているのか

・必要設備が設置できるかどうかチェック

ペットショップを開業するにあたって必要な設備があります。それらを設置できるかどうかを物件契約前にチェックしておきましょう。

・動物の飼育や保管を目的とする檻、カゴなどのゲージ

・犬や猫に水を与える給水設備

・排泄物などの排水設備

・飼養施設、動物を洗浄するための洗浄設備

・汚物などの廃棄物の集積設備

・清掃設備

そのほかにも飼養施設を開業するためには細かい必要事項があります。物件を探す際に是非参考にしてみてください。

3-2. 契約時の注意点

動物を取り扱う仕事であるため、契約の際には騒音や清潔感を特に注意しなければなりません。動物を扱うとなると様々な廃棄物が発生します。それらをすぐに掃除できるようなスペースを作っておいたり、廃棄物から発する悪臭を防止するために大きめの換気扇を設置したりしましょう。

たくさんの動物がいると、鳴き声もそれだけ大きくなってしまいます。動物の鳴き声は近隣住民からの苦情の元にもなりますので、防音装置を必ずつけるようにしましょう。防音装置をつけていてもエアダクトから音が漏れてしまうことがありますので、スポンジなどでしっかりと覆って対策しましょう。

4. ペットショップのような在庫ビジネスで黒字経営するコツ

ペットショップで黒字経営を成功させるためには、まず仕入先をしっかりと確保しておくことが必要です。生き物の仕入れになりますので元気で健康な生体を仕入れることのできるような業者を探しましょう。

また仕入れるペットは元気であればなんでも良いというわけではありません。その時期によって流行している種類があります。販売エリアの状況などもチェックするようにしましょう。お店の売れ筋になるような動物を仕入れるようにすれば、利益を伸ばすことができます。

そしてアルバイトや社員なども動物の知識を持っている方を採用するようにしましょう。万が一複数の店舗展開をする場合には、そのスタッフを動物取扱責任者として各店舗に配置することができるようになります。将来性を考えてみてもこのような人材が多ければ多いほどお店としての説得性も生まれ最適です。

5. ペットショップの開業に成功した事例と年収

ペットショップの開業は自分で経営することはもちろんなのですが、フランチャイズ展開で成功した事例もありました。ペットショップのフランチャイズとしても有名なセンチュリーペット株式会社を今回は取り上げていきます。

兵庫県神戸市の会社で、ペットショップのフランチャイズとしては最大手の会社です。具体的な仕事内容はペットショップのオーナーで、お店ではペットの販売だけでなくドッグフードやおもちゃなどの商品販売やトリミングなども展開しています。

仕入先としては直営繁殖場や独自のブリーダーネットワークなどを使用するなど、生体管理システムが充実しています。さらにそれぞれの店舗での売り上げやどんな種類の生体が売れているのかなどをデータ化して共有できるようなシステムもあります。

ペットショップ経営が初めての方でも、ペットショップの中でも最大手の会社であるためノウハウなどを知りながら安心して経営することができます。実際に2015年4月時点での売り上げが623万円で前年比も130%と今後の伸び代がさらに期待できる会社です。

6. ペットショップの開業に必要な資格・許可

ペットショップを開業する際は資格が必要です。犬や猫、小動物、鳥類、爬虫類などの生体の販売の際には、第一動物取扱業者として都道府県知事からの許可を得る必要があります。

第一動物取扱業登録申請書の手続きを提出する際に、ペットショップは業種の中でも販売にあたります。そして動物愛護及び管理に関する法律に該当していないことを確認し、それを示す書類と、事業所及び飼養施設の土地及び建物について、事業の実施に必要な権限を有することを証明する書類を用意しましょう。

そして各都道府県の動物愛護管理行政担当部局に申請を行います。その際には申請手数料として1種別15,000円が必要です。ペットショップのみを経営する場合は1種に該当します。

さらにペットショップでの営業を開始する場合には、動物取扱責任者を1人以上配置しなければなりません。この責任者の条件としては動物取扱業の申請業種を半年以上行った経験のある方で、さらに動物取扱業に関する専門学校などで1年以上学習し卒業していることが必要です。さらにペットショップ販売に認められる資格を持っていることも条件として含まれます。

以上のことからもわかるように、ペットショップは完全な素人の方ではなかなか始められる職種ではありません。必要な資格や申請がありますので開業する際には必ずチェックしておきましょう。

7. まとめ

今回はペットショップを開業する際に必要な情報をご紹介しました。

ペットショップは生態を扱う職種であるため、他のビジネスに比べると注意点が多いものでもあります。そのため資格や許可などをしっかりと確認した上でビジネス始めるように準備しましょう。

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