フランチャイズに加盟してパソコン教室を開業する場合のメリットとデメリットをまとめました。また、フランチャイズ募集しているパソコン教室や、フランチャイズに加盟して開業する場合の流れについても紹介していますので参考にしてください。
フランチャイズに加盟してパソコン教室を開きたいと考えたものの、どのような流れで準備を進めるのかわからず不安に感じる人がいます。
フランチャイズに加盟をするときには加盟金や保証金などを支払うので、開業までの流れはあらかじめ知っておきたいものです。
そのような方へ、この記事ではフランチャイズに加盟してパソコン教室を独立開業する方法をわかりやすく紹介します。開業を考えている人はこの記事を参考にしてください。
もくじ
1. フランチャイズ募集しているパソコン教室一覧
フランチャイズ募集しているパソコン教室は、全国にたくさんあります。フランチャイズによって初期費用やサポート内容が異なるので、複数のフランチャイズを比較しながら検討すると宵でしょう。
スタディPCネット
スタディPCネットは、東京都新宿区に本部があるフランチャイズです。加盟店や配信教室は全国に300以上あり、子どもから年配の方まで多くの受講生を獲得しています。
わかりやすく丁寧な指導を心がけており、受講継続率は95.2%という高い数字を残しているのも特色です。最近では、ロボットプログラミングスクールを開講しており、新たな顧客の獲得を期待できます。
フランチャイズに加盟する場合は、120万円の加盟金と105万円の開業セットの費用が必要です。そのほか、物件所得費や備品代として210~240万円かかります。初期費用には、本部によるサポートの費用のほかに、パソコンやソフトウエアの費用を含んでいます。出店に関するサポートも用意しているので、安心して開業の準備ができるでしょう。
わかるとできる
わかるとできるは、株式会社わかるとできるが運営しているフランチャイズです。東京都豊島区に本部があり、全国に210以上の教室を開講しています。開講以来、約90万人の受講の実績があるので、安定した集客が可能です。
実際の授業では、人気講師のBUNちゃんによる丁寧な指導が行われています。パソコン初心者については、電源を入れるところから学ぶことができるので、パソコンの使い方に慣れていない年配の方の受講も期待できるでしょう。モデルケースとしては、54名の生徒の獲得で25万円の収益を上げることができます。
フランチャイズに加盟する場合には、加盟金と保証金がそれぞれ50万円必要です。そのほか、新人研修費や教材費として77万円がかかります。本部の持つビジネスのノウハウを教えてもらうのに加えて、スーパーバイザーによる定期的なサポートも用意しているので、安心して開業できるでしょう。
ディードットステーション
ディードットステーションは、有限会社アスネットコーポレーションが運営するフランチャイズです。
月々3,000円で使い放題というシステムを取り入れており、都合のよい時に何度でも教室に通うことができます。また、マンツーマンでの授業を行っており、パソコン初心者でも楽しく学ぶことができるのも特色の一つです。
フランチャイズに加盟する場合は、162万円の加盟金が必要です。そのほか、37万8,000円の研修費や21万6,000円のオリジナルテキスト使用権利金などがかかります。物件取得費や内装費などを合わせた費用は500万円ほどです。
加盟すると、本部による店舗設計やマーケティングプランなどのサポートがあるので、安心して開業ができるでしょう。
2. フランチャイズでパソコン教室を開業する3つのメリット
フランチャイズでパソコン教室を開業する場合には、以下のメリットがあるので覚えておきましょう。
安定した顧客の確保が見込める
ほかのフランチャイズと比較した場合のメリットとして、「安定した顧客の確保が見込めること」があります。パソコン教室を利用するのは主にシニア層ですが、交流の場としてパソコン教室を受講する人も多く、安定した集客を期待できます。
主婦層についても、子どもが学校から帰宅するまでの空いた時間を利用してパソコンを学ぶ人が多いので、集客を見込めるでしょう。
広告宣伝のサポートを期待できる
個人経営と比較した場合のメリットは、「広告宣伝のサポートを期待できる」ことです。パソコン教室の経営で安定した収入を得るには、新規の受講生を増やすことですが、個人経営の場合はチラシや看板などの広告をすべて自分で行わなければなりません。
パソコン教室に必要なテキストのサポートもある
個人経営と比較した場合のもう一つのメリットは、「パソコン教室に必要なテキストのサポートがある」ことです。
パソコン教室の授業では、常に最新の情報を提供しなければなりません。ウィンドウズなどのオペレーティングシステム、ワードやエクセルなどのソフトがバージョンアップしたときには、テキストの内容を変更しなければならず手間がかかります。
でも、フランチャイズに加盟すれば、本部が提供する最新のテキストを使用できるので便利です。経営に集中したい人には、フランチャイズの加盟がおすすめです。
3. フランチャイズでパソコン教室を開業する3つのデメリット
フランチャイズでパソコン教室を開業する場合には、デメリットもあるので注意しましょう。主なデメリットは以下のとおりです。
初期費用やランニングコストがかかる
フランチャイズでパソコン教室を開く場合のデメリットの一つは、初期費用がかかることです。大手の有名なフランチャイズに加盟する場合には400~800万円の費用がかかります。
資金が足りない場合には金融機関の融資を利用しますが、ロイヤリティが発生するので注意が必要です。毎月の経費が高くなり、経営が難しくなるというリスクを抱える恐れがあります。
経営方針はすべて本部が決める
フランチャイズに加盟すると、コースや料金などの経営方針を本部がすべて決めます。本部の支持を守らなかった場合には、ペナルティが発生するので注意しましょう。
サポートのないフランチャイズには要注意
フランチャイズに加盟してパソコン教室を開く場合のもう一つのデメリットは、「フランチャイズによっては期待していたサポートを受けることができない」ことです。
フランチャイズの多くはスーパーバイザーを用意していますが、中には経営の経験のない人がスーパーバイザーをするところもあります。そのような場合、経営についての適切なサポートを受けることができません。フランチャイズを選ぶときには、どのようなサポートを要しているのかを慎重に調べましょう。
4. フランチャイズでパソコン教室を開業する流れ
フランチャイズによっても異なりますが、パソコン教室を開業する場合には以下の流れで進みます。
・説明会を受ける
フランチャイズの多くは、加盟説明会を定期的に開いています。詳しい収支プランを聞くことができますし、場合によって実際の授業の様子を見学できます。
・契約を結ぶ
本部とオーナーの双方が希望する場合には、加盟の契約を結びます。フランチャイズによっては、契約時に加盟金や保証金を支払います。
・開業の準備をする
店舗の取得、パソコンやネット回線の設置、生徒募集の広告などを行います。フランチャイズによっては、数日間の研修を用意しているところもあります。
5. フランチャイズに加盟してパソコン教室を独立開業する方法まとめ
フランチャイズに加盟すると、広告宣伝やテキストに関する本部のサポートがあります。そのため、未経験で開業する場合でも、安心して準備ができるでしょう。
ただし、フランチャイズによっては、高額の初期費用がかかることもあるので注意が必要です。必ず複数のフランチャイズから自分に合ったところを選びましょう。