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コメダ珈琲店で独立開業するにはどのような方法があるのか?

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日本全国でフランチャイズ展開を行っているコメダ珈琲店。このコメダ珈琲店とフランチャイズ契約を結ぶ方法や必要な資金、独立開業までの流れについて解説しています。

コメダ珈琲店に行ったことがある方はたくさんおられると思います。ゆったりとした店内と、店員が注文を取りに来てくれる「喫茶店」方式のサービスのコメダ珈琲店。そのほとんどがフランチャイズ契約により経営されていることをご存知でしょうか?

ここではコメダ珈琲のフランチャイズ契約と、コメダ珈琲店で独立開業する方法について詳しく説明していきます。

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1. フランチャイズ展開しているコメダ珈琲の基本情報

コメダ珈琲は株式会社コメダがフランチャイズ展開している喫茶店チェーンです。本社は愛知県名古屋市にあり、それ以外にも東京、大阪、福岡に事務所があります。1968年創業で資本金は1億9,680万円、店舗数はコメダ珈琲812店舗のほかに、おかげ庵8店舗、コメダ謹製やわらかシロコッペ11店舗、コメダスタンド1店舗を展開しています(2018年末現在)。

もともと個人経営していた「コメダ珈琲店」でしたが、1970年よりフランチャイズ展開を開始し、1975年にフランチャイズチェーン運営を目的とした株式会社コメダ珈琲店を法人として設立しました。

この株式会社コメダ珈琲店は、コメダ珈琲店をメインにフランチャイズ展開を推し進めていますが、同時にコメダ珈琲店以外の実験店舗の展開も手掛けています。

コメダ珈琲店の創業者は加藤太郎氏。この加藤氏の実家が米屋を営んでいたことから、「米屋の太郎」を縮めて「コメダ珈琲店」と名付けられました。

スターバックスやサードウェーブなどの最先端おしゃれ系カフェに疲れた方や、それらのカフェに入りづらいという年配の方に人気の「喫茶店」系カフェとして、人気となっています。看板メニューは黒っぽいデニッシュパンの上に白いソフトクリームが乗ったシロノワールです。

このシロノワールの上に載っているソフトクリームは、実は愛知県民のソウルフードであり、名古屋発祥のコメダ珈琲店独自のメニューとなっています。また、コーヒーはブレンドが一杯420円と、ドトールなどのカフェに比べて2倍近い価格で販売されています。

しかし、ある調査によるとコメダ珈琲の客の平均滞在時間は約60分、ドトールコーヒーの平均滞在時間は約30分となり、時間で割ると1分あたりコメダ珈琲が7円、ドトールコーヒーが7.3円となり、滞在コストではコメダのほうが上になります。

コメダ珈琲店は現在では日本のみならず、中国や台湾にも店舗を展開しています。

2. コメダ珈琲のフランチャイズに関する口コミ・評判

・コメダのフランチャイズ経営にははずれがないと思います。まず、ブランド力が非常に強いため、競合店が近くにない、交通量の多い場所に店舗を確保することで、確実な集客を見込むことが可能です。メニューに関してもコメダ本部の指示に従えば間違いはありません。しかし、開店後の従業員教育が重要なキーポイントとなります。

・コメダ珈琲店をフランチャイズで経営する場合に一番オーナーにメリットとなる点は、ロイヤリティーが売り上げに関係なく一定の金額であるということです。なので、売り上げを上げれば上げるほど、オーナーの収入も増えていくということになります。

・コメダ珈琲のノウハウがパッケージされているため、未経験でも始めやすいのがメリットでした。コーヒー好きの自分にとっては、好きなもので商売ができるということも魅力の一つです。コメダ珈琲には信頼感もあるため、軌道に乗せればあとは固定客がつくのでうまく経営していくことができています。

・初期投資が大きいため、家族の理解や協力が必要でしたが、それでも個人で小規模な飲食店を経営するよりは安定性があります。

・コーヒーなどの飲み物が中心の商売なので、他の業種に比べて在庫管理がしやすいというメリットがあります。また、ネイルサロンやエステなどのように顧客が「成人の女性客」などと限られない点も軌道に乗せやすかった理由だと思います。店内も明るく広く設計したため、店内がお客様で溢れかえってゆっくり滞在できないなどのお客様側のデメリットも少ないため、経営も安定しています。

・きちんとした研修と、フランチャイズとしての指導をコメダ珈琲の本部がしてくれるため、安心して経営することができています。しかし、開業資金が高額だったのがネックでした。その後の経営は安定しており、初期投資の回収も順調に行えています。

3. コメダ珈琲のフランチャイズは儲かる?年収は?

コメダ珈琲店とフランチャイズ契約を行い、コメダ珈琲店を経営するためには、1億円近い初期費用が必要になります。当然個人で1億円もの金額を用意することは不可能に近いため、コメダ珈琲店は会社が取り組む法人向けフランチャイズであるといえます。

高額な初期費用が必要であるにもかかわらず、多くの法人や個人がコメダ珈琲店をフランチャイズで経営しています。その理由は経営に好調・不調の波が少なく、堅実に利益を上げることができるからです。

コメダ珈琲店の利益率は15%程度と飲食店として非常に高いというわけではありません。しかし、手堅く利益を上げることが可能です。コメダ珈琲店の一般的な年間売り上げは8千万円から1億円強といったところです。

この売上高の15%が利益となり、オーナーの収入となります。1店舗につき1億円もの投資をした場合でも、リターンが売り上げの15%程度では少ないと考える方もおられると思います。ですので、コメダ珈琲店とフランチャイズ契約を結ぶ企業や個人の中には2店舗、3店舗と複数のコメダ珈琲店を経営しているケースもあります。

このようにフランチャイズで経営する店舗を増やすことで、利益を増やすことも可能ですし、リスクヘッジにもなります。

4. コメダ珈琲にフランチャイズ加盟する4つのメリット

コメダ珈琲店にフランチャイズ加盟するメリットには4つのものがあります。ここではそのメリットについて解説していきます。

4-1. 手堅く利益を上げることができる

コメダ珈琲店は前述したように、売り上げの好調・不調の波が少なく、安定した利益を得ることが可能です。そのため、初期費用の回収もほぼ計画通りの期間で回収することができます。ちなみに初期費用回収の期間の目安は6から7年程度です。

4-2. ロイヤリティーが定額制である

フランチャイズ経営を行う上でまず気になるのが、本部に納めるロイヤリティーです。ほとんどのフランチャイズ展開をしている企業が、ロイヤリティーを売り上げの〇%と設定しているため、売り上げを上げれば上げただけ本部に納めるロイヤリティーも高額になってしまします。

しかし、コメダ珈琲はロイヤリティーを定額制にしています。その金額は月額1席当たり1,500円となっています。このようなロイヤリティーの設定がなされているため、オーナーの店舗運営のモチベーションを高く保つことが可能になります。

4-3. 初期費用を一部貸し出してくれる

新規開業時には店舗の建設に多額の費用が必要になります。その時にコメダ珈琲は新規開店時の建築費と内装、設計の費用を一時的に負担してくれるというサポートを行っています。形式としては一時的にお店を借りるという状態になります。

4-4. 開業までコメダ直営店で働きノウハウを取得できる

フランチャイズ契約を結び、オーナーとして新店舗をオープンするまでの間、コメダ珈琲の社員としてコメダ珈琲の直営店で働くことができます。原則として1年以上の勤務が必要になりますが、その間に店舗の運営や経営のスキルを学ぶことができます。

その後審査を経て支援資格を取得し、コメダ珈琲店の開業に向けて準備を行うことになります。

5. コメダ珈琲にフランチャイズ加盟する2つのデメリット

前の章ではコメダ珈琲店とフランチャイズ契約を行うメリットについて解説してきましたが、ここではデメリットについて解説していきます。

5-1. 初期費用が高額

コメダ珈琲とフランチャイズ契約を結ぶ場合には加盟金300万円、保証金300万円、研修費用150万円、システム料350万円の準備金が必要になります。しかし、これ以外に店舗の建設費用も必要となり、合計すると1億円程度の初期費用が必要となります。

この初期費用は6から7年で回収できることが一般的ですが、個人でこれだけの金額を用意することは難しいといわざるを得ないでしょう。

5-2. 近くに競合店ができた場合の売り上げ減少の可能性

コメダ珈琲店は流行りすぎていて、他の飲食店に店舗の外装・内装などからメニューの内容等、そのシステムをまねされ始めています。ですので、近隣にそのようなお店ができた場合に客がそちらへ流れてしまう可能性もあります。このような理由から、売り上げの減少につながる恐れもあります。

6. コメダ珈琲のフランチャイズ条件・契約内容

コメダ珈琲とフランチャイズ契約を結ぶための条件は、コメダ珈琲のモットーである「コーヒーを大切にする心から」と、お客様に「くつろぐ、一番いいところ」と感じていただけることを目指すという理念に共感し、賛同することとされています。

また、加盟に関する費用は、以下の通りとなっています。

項目

金額(円)

内容

加盟契約費用

加盟金

3,000,000(消費税別)

加盟いただくための費用。2号店より1店につき1,500,000円(消費税別)となります。

加盟保証金

3,000,000(連帯保証人2名以上)

6,000,000(連帯保証人1名)

9,000,000(連帯保証人なし

金銭債務担保のための預かり金です。

研修費用

500,000(消費税別)

運営に関する研修費用。3名を対象に約3か月間の研修。

店舗施工指導料

独立店:3,500,000(消費税別)

ビルトイン:2,000,000(消費税別)

店舗工事におけるハードウエアに関するコンサルティング料

ロイヤリティ

1,500(一席当・月額・消費税別)

売り上げに連動しない席数に応じた固定費

 

7. コメダ珈琲のフランチャイズの将来性は?

スターバックスなどスタイリッシュなセルフ式コーヒー店が主流を占める現在、コメダ珈琲店はゆったりとした内装と、店員が注文を取りに来るといういわゆる「昭和の喫茶店型」のサービスで成長を続けています。

平均滞在時間も60分と、他のチェーン展開しているコーヒー店と比べて格段に長くなっています。このような方式のコメダ珈琲店はゆったりとコーヒーを楽しみたい高齢者を対象としているため、今後高齢者が増えていく日本社会の中で、高い将来性が見込めると考えられます。

8. コメダ珈琲のフランチャイズで独立開業する方法

ここでは個人でコメダ珈琲とフランチャイズ契約を行う方法を解説していきます。

まずは個別面談において、加盟条件や経営理念、フランチャイズシステム、独立支援制度の内容について詳しく説明を受けます。

この面談においてコメダ珈琲の理念や加盟条件について理解・賛同することができれば、エントリーシートと履歴書の提出を行います。

その後書類選考と面接を受け、コメダ珈琲店オーナーとしての適性と独立に対する熱意の確認が行われます。

こうして採用が決定したら、正社員としてコメダに入社することになります。入社後原則1年以上かけて直営店舗において実際の店舗で働きながらオペレーションを身につけます。その後、改めて社内審査が行われ、独立支援資格を取得してから開業準備に取り掛かります。

9. まとめ

ここまで、コメダ珈琲とのフランチャイズ契約について解説してきました。今まで主流だったセルフスタイルのコーヒー店と比べ、昔ながらの喫茶店を進化させたコメダ珈琲とのフランチャイズ契約についてお判りいただけたと思います。

初期費用はコンビニなどとフランチャイズ契約を行う場合に比べてはるかに高額になりますが、売り上げにあまり波がないために、安定した経営ができることが魅力の一つとなっています。この初期費用は大体6から7年で回収できると予想されます。

コメダ珈琲の昭和型サービスは、今後高齢化社会が進む中でニーズが増えると予想されており、将来的にも需要が増えてくると考えられています。

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