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雀荘に必要な開業資金と成功させる3つのコツまとめ

近年、減少している雀荘。そのなかで生き延びていくためには、いかに健全で気軽に利用できる店舗であるかが重要になります。風営法関連の業種であるため簡単ではありませんが、成功のコツさえ掴めば雀荘経営で稼ぐことができるでしょう。ここでは、開業資金をはじめ資金調達方法、成功事例などを紹介します。

麻雀が好きという方の中には、自分で雀荘を開業・経営してみたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。雀荘を開業するにあたり、まず資金がなければ始まりません。さらに、物件や設備などの初期費用や経営を続けるためのランニングコストも必要になります。もちろんそれだけでは開業できませんが、資金繰りの計画がきちんとできているかで経営後の赤字黒字に大きく影響すると言っても過言ではありません。ここではまず、開業資金について説明しています。

1. 雀荘に必要な開業資金はいくら必要?その内訳は?

雀荘を開業にするにあたり必要になるのが「資金」と「ランニングコスト」です。開業資金だけ用意できても、ランニングコストが維持できなければ赤字になってしまいます。また近年は、雀荘を利用する人口が減っています。少ない人口のなかで事業を成功させるためには、やはり資金やランニングコストを十分理解しておく必要があるでしょう。他にもポイントがありますが、ここではまず必要な資金とランニングコスト、そしてそれらの内訳を説明します。

1-1. 雀荘の開業資金

開業資金は、一般的に300万円程度と言われています。それに初期費用などをプラスし、800~1,000万円ほどあれば余裕をもって開業できるでしょう。しかし必ずしもこの金額を用意しなければいけないという決まりはありません。ただランニングコストのことを考えると、少しでも多く用意しておいたほうが安心です。そもそも、雀荘は資金やランニングコストさえ用意すれば開業できるというものではありません。そのことに関しては後述しますが、どんな理由でもまずは資金が必要になりますので、開業を考えている方は最低限の資金として300~500万円ほど用意しておくと良いでしょう。

1-2. 初期費用の内訳

開業資金とは別に、初期費用として別途用意しなければならないお金があります。これは雀荘に限らず事業を始める際に必須となる資金です。この初期費用はどんなことに使われるのでしょうか?

具体的には、店舗物件・設備・内装などの費用にあてられます。店舗物件というのはいわゆる「雀荘を経営する場所」です。物件を取得しないことには開店できません。店舗物件の契約には、仲介手数料や保証金、それに初月の家賃も必要になります。また雀荘の場合、他の業種と違い物件契約をしたからと言ってすぐに営業できるわけではありません。そのため、準備期間中の家賃も必要です。ちなみに許可申請後、最低でも2ヶ月は営業できないと言われています。場合によってはそれ以上かかることもあるので、それを踏まえて資金計画を立てましょう。

設備は、雀卓・椅子・テーブルなどが必要です。これらは中古品の購入でも良いですが、新品で揃える場合はどうしても割高になってしまいます。雀卓は1台平均50万円ほどかかるため、他の設備費などと合わせると100万円以上は用意しておいたほうが安心でしょう。雀卓・椅子・テーブルなどを組み合わせて販売しているところもあり、レンタルもできるので「あまりお金をかけたくない」という方は工夫してみましょう。他にも、電気やガス、看板やインターネット工事費なども必要になります。

1-3. ランニングコストの内訳

ランニングコストは毎月変動するため、赤字を避けるためにも工夫が必要になります。ランニングコストの内訳は、家賃・水道光熱費・広告費・雑費・食品などの仕入れ費用などが挙げられます。さらにスタッフを雇う場合は、人件費も必要になるでしょう。消耗する設備もありますから、それらを交換・修理するための費用や、レンタルを利用した場合はレンタル料も支払うことになります。

ランニングコストは、たとえ売り上げ状況が悪くても必ず支払わなければいけないお金です。そのため、このコストを抑えられれば、例え赤字になったとしても経営を続けることができます。またランニングコストを把握することで、その月の売り上げ状況が分かってきます。翌月はそれを上回るように経営できれば、赤字を防ぐことができるようになるはずです。

2. 雀荘の開業資金を調達する方法

開業資金の調達方法はいくつかあります。一般的な方法は、自己資金+日本政策金融公庫からの融資でしょう。自己資金0円で開業される方もいますが、ある程度自分で用意しておいたほうが返済を少なく抑えられるので安心です。たとえば1,000万円の開業資金・初期費用の場合、自己資金を500万円、残りを日本政策金融公庫などで借ります。他の消費者金融や家族・友人などから支援を受けることもできますが、金利やトラブルなどを考えると、やはり日本政策金融公庫や補助金・助成金などを利用することで無理なく資金調達できるでしょう。

日本政策金融公庫をオススメする理由は、お金を借りるときに発生する金利の低さです。先にも述べたように、消費者金融で借りると金利が高いため、最終的に返済する額が大きくなってしまいます。しかし日本政策金融公庫なら、金利が約1.71%と低額です。また金利優遇で、女性や若者ならお得に借入ができます。さらに、無担保・無保証枠も2,000万円までとなっており、自己資金の要件がない点も嬉しいポイントです。ちなみに、借入額は最高7,200万円となっています。

補助金・助成金も、日本政策金融公庫に次いで安心して資金調達できる場所です。ただし、補助金とは政策に見合った事業を実施する事業者向けの制度になるため、雀荘のように風営法になる業種は審査落ちしてしまう可能性があります。そして、キャリアアップや高年齢者雇用安定のための制度である助成金も同様ですが、ここでは資金調達方法の一例として挙げています。業種によっては借入できないところもあるので、事前に理解しておきましょう。

雀荘は風営法でもキャバクラや風俗店にはあたらないため、基本的に融資は受けられます。許認可が必要になるだけですので、まずは一度相談してみてください。

3. 雀荘の物件選びのポイントと契約時の注意点

雀荘の場合、開業するにあたり「物件選び」が非常に重要になります。がんばって資金調達ができても、条件が合わない物件なら開業は難しいでしょう。ここでは、どんな物件が雀荘に適しているのか、そのポイントをまとめてみます。

まず一番の決め手になるのは「目立つ場所」です。見つけにくい場所で経営しているイメージがありますが、開業して儲けるにはやはり「見つけやすい」ことが条件になります。たとえビルの2階以上にある物件でも、外から見て雀荘だと分かればベストな立地と言えるでしょう。

次に「家賃」です。開業資金や初期費用は最初に支払いますが、家賃などのランニングコストは毎月必要になります。どんなに良い物件でも、家賃が高ければ経営難に陥ってしまう恐れがあるでしょう。固定費は安いほど経営もしやすく、ランニングコストの負担も抑えることができます。一番良いのは、駅から近く家賃も安い物件です。アクセスしやすいのでお客さんも増え、家賃が安ければ安いほど支払いの負担が減ります。駐車場があれば尚更いろいろなところからの来客が見込めるでしょう。

そして、雀荘だからこそ重視したいのが周辺環境です。先にも述べたように、雀荘は風営法の関連業種になります。そのため、繁華街の中で経営しているお店も少なくなく、なかにはキャバクラ店や風俗店などと一緒の店舗ビルに入っているお店もあります。一番避けたいのは、同じ建物内に性風俗店があること。入店しにくい立地は客足が落ちてしまうので、周辺環境もしっかり確認しておきましょう。

ポイントをまとめると、「目立つ」「家賃が安い」「建物内に性風俗店がない」ことです。他にも、なるべく低層階にあること、内装がシンプルであること、広々としていることなどがベストな条件になります。すべての条件をクリアするのは難しいですが、最初に述べた最低限の条件だけでもクリアしておきましょう。そして、物件を契約する前には、許認可が下りるかどうかをしっかり確認することが大切です。

4. 雀荘のような店舗ビジネスの問題点と成功のコツ

4-1. 許可がないと運営できない

雀荘のような風営法関連の業種において、もっとも問題点となっているのは「許認可が必要になる」ということです。開業資金・初期費用・ランニングコストを用意し、立地の良い物件を見つけることができれば、ほとんどの業種はすぐに開業できます。しかし雀荘の場合、許可が下りなければどんなにお金があっても開業できませんし、たとえ許可が下りても周辺環境によってはNGになってしまうことも多々あります。他の業種に比べ、開業するのにさまざまな制限がかけられていることは念頭に置いておかなければなりません。ひと言で言ってしまえば、「簡単に開業できない」のが雀荘なのです。これは、開業するうえで大きな問題点となるでしょう。それでも、開業を成功させている方もいるので、雀荘だからといって絶対に開業に失敗するわけではありません。

開業を成功させるためには「行政書士に相談する」ことが第一になります。できれば、雀荘の許認可経験のある行政書士を選びましょう。行政書士にも得意不得意があるので、事前に対応できるところを調べてから相談すると良いでしょう。行政書士以外にも、市役所の都市計画に相談することもできます。

4-2. 不健全なイメージを持たれやすい

ひと口に雀荘の開業と言ってもさまざまです。どうしても不健全なイメージを持たれやすい業種ですが、きちんと許可を得れば問題ありませんし、先にも述べたように専門科に相談することで健全に経営することができるでしょう、まずはNGとなっていることを行わないのが成功への第一になります。

4-3. 認知度を向上させる

「麻雀は知っているけれど、雀荘は知らない」という方は意外に少なくありません。雀荘のような店舗ビジネスは固定客が多く、幅広い人たちからの認知度はそれほど高くないでしょう。それは雀荘を開業するうえで問題となるので、成功させるためにはやはり認知度を向上させることが重要になります。

認知度を向上させるために、たとえば多店舗化することがメリットに繋がります。他にも、健全なお店であること、サービスが充実していること、目立つ立地であることなどが挙げられます。料金体系を整えることなども、認知度向上に繋がるでしょう。

5. 雀荘経営の成功事例と年収

不健全なイメージを持たれやすい業種だからこそ、雀荘経営で成功させるためには「健全」なイメージを作る必要があります。実際、雀荘経営の現実は厳しく、ほとんどの事業者が失敗していると言います。そのなかで成功しているお店は、やはり「健全」なイメージが前面に出ていることが特徴です。たとえば成功事例のひとつとして、「友達紹介サービス」が挙げられます。「雀荘に行ってみたいけれど一人は不安」「過去に雀荘へ行ってことがあるけれど、新規開拓は勇気がいる」など、気軽に入店できないイメージを払拭するための友達紹介サービスです。このサービスを取り入れることで「友達と一緒に行く安心さ」によりそこからどんどん客足が増えていき、健全なイメージを形成することにもなります。お店のイメージが良ければ、新規のお客さんがリピーターになることも十分あり得るでしょう。

他にも、紹介プレゼントや友達とペアで〇日間無料キャンペーンなどが成功に多い例です。逆に、スタンプカードや商品券のプレゼントなどのサービスは、失敗しやすいと言われています。

雀荘オーナーの年収は、成功によっては数千万円とも言われます。しかしどの業種にも言えることですが、失敗するとサラリーマンの平均年収を下回る可能性も十分考えておかなければならないでしょう。

6. 失敗しない雀荘の開業・経営方法

開業のポイントは、やはり物件選びと許認可を得ることです。一般的な業種と違い風営法関連ですから、どうしてもとんとん拍子にはいきません。資金はあるけれど、なかなか開業できないという事業者も少なくありませんから、前述したことをきちんと理解しておく必要があるでしょう。また店舗による差別が難しいと言われている業界のため、少しでも他店と差をつけることも大切です。

経営方法としては、宣伝も重要になります。ただ雀荘の場合、新聞の折り込み広告や電車・バスなどへの広告は効果がありません。麻雀に興味がない方には手に取ってもらえず、電車やバスの中刷り広告ではなかなか目に留まらないからです。有効な宣伝としては、ホームページの作成が考えられます。健全なお店であることを証明するサービスの紹介なども、ホームページ上で行うと良いでしょう。

7. 雀荘を開業するために必要な資格や許可

雀荘の開業には許可が必要です。許可は管轄の警察署で手続きができますが、1年ごとの更新を行わなければなりません。万が一更新しなかった場合は、違反となり営業できなくなってしまうので注意してください。また、更新以外にも、3年に1回、定期的管理者講習を受けることになるでしょう。

許可を得るためには、申請書・営業方法などを記載した書類・使用承諾書(賃貸借契約書)・家屋登記簿謄本・平面図・周囲の略図・住民票のコピー・登記事項証明書・市町村の証明書・欠格事由に該当しない誓約書をそれぞれ2通り用意します。

雀荘は、許可さえ得ることができれば資格なしでも開業可能です。「風俗営業法第4号」でも融資は受けられますから、悪徳でなければ問題なく事業を始めることができます。

8. まとめ

雀荘を開業するにあたり、必要な資金や成功する方法などを紹介しました。失敗する経営者が多い業種だからこそ、いかに健全な雀荘を作り上げるかが成功のコツに繋がるということが分かったのではないでしょうか。どうしても不健全なイメージを持たれやすい業種ではありますが、少しでも他店との差別化を図って、継続できる雀荘を目指してみてください。

 

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