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雑貨店の開業資金と黒字経営に成功するコツまとめ

生活に潤いを与える雑貨たち、「そんな雑貨を扱う雑貨店の店主になりたい」と憧れた人も多いのではないでしょうか。雑貨店を開業しようと思った時、雑貨店の開業資金はいくらくらい用意すれば良いのかということを詳しくご説明します。

素敵な雑貨に囲まれてお店をしたいと願う人は多いです。では、具体的に雑貨店を開業したいと思った時、開業資金はどのくらい必要になるのでしょうか。また、雑貨店を黒字経営していくためのヒントなどを交えながらご紹介していきます。

1. 雑貨店の開業資金

女性の憧れの職業でもある雑貨店とは、主婦でも起業できる職業としていつの時代も人気が高いです。雑貨店とは、小物や生活用品、スイーツや紅茶などを含む一般食品などを取り扱う店舗のことです。

オーナーである自分自身が好きなテイストのものや、売れ筋だと思う商品を仕入れて販売します。また、近年では手作り雑貨を販売する人の作品を委託販売する雑貨屋も増えてきました。

販売する個数もテイストも全て雑貨店のオーナー次第です。

店舗自体も、自分なりの好きな空間を作り、そこで販売することができます。雑貨が大好きで、雑貨で生活を豊かにすることに幸福感を感じる人にとっては、雑貨店の経営をすることは非常にやりがいのあるライフワークとなるでしょう。

雑貨店は、飲食店などの業種と異なり、大きなお金が動く設備が必要ないことも多く、開業するための費用も他業種に比べると比較的少ないです。

建築家に依頼して店内を作ってもらう人もいますが、低予算で抑えたい場合は、内装から自分でDIYしながら理想の雰囲気や空間を作り出している店舗も多いです。

そんな雑貨店を開業しようと思った時に、開業資金はどれくらい用意すれば良いのでしょうか。

1-1. 初期費用と内訳

雑貨店を開業する際、店舗から自分で探し、1から内装を作り上げていくパターンと、フランチャイズ加盟して雑貨屋をする場合があります。

◆自分自身の雑貨店を開業し、物件を借りる場合

個人の雑貨店を経営する場合、開業資金としては以下のような内訳になります。

・開業資金(物件契約費用含む)

・店内の内装費用

・備品の購入

・仕入先の開拓

これらを準備する必要があるのですが、個人経営の雑貨店の場合は自由度も高く、自分の理想の空間がある雑貨店を作ることが出来ます。

個人で雑貨店を開業する場合、ゼロからのスタートだと開業のための資金は、500万円はかかるでしょう。

また、雑貨店で働いたことがない人は、雑貨店を経営するとなっても何から手をつけていいのかわからないこともあります。この場合、店舗経営のオペレーションを学ぶためにも、実店舗の雑貨屋で働いて、業務の流れを経験から会得して、その後に自分の雑貨店を開業することをおすすめします。

1-2. ランニングコスト

実際に雑貨店を経営することになった場合にかかってくるランニングコストの内訳をご紹介します。

・人件費

店舗運営をする時は、従業員が1人いるだけでもかなり助かります。従業員を1人も雇わないで営業していくスタイルの雑貨屋であれば、必ずしも従業員を雇う必要はありませんが、防犯面などトータルで考えた時に、自分以外にもう一人だけ従業員を雇うことが出来ると、日々の業務が回りやすくなることもありますし、何かと安心します。

しかし、従業員を雇うということは、毎月お給料が発生します。1ヶ月のお給料として20万円渡した場合、その分のコストが必要になります。

・梱包資材など

雑貨店ということは、プレゼント用の品物を購入するお客さんも多いです。ラッピング資材などは、切らさないようにしておきましょう。

他にも備品など買い忘れがあるかもしれないので、毎月のランニングコストとして、プラス10万は見ておくことをおすすめします。

2. 雑貨店に最適な物件の選び方

雑貨店を経営するにあたって重要なのは、どこにお店を構えるかということです。雑貨店のコンセプトも重要なのですが、それ以上にどこでお店を構えるかということは、大きく売り上げを左右することに繋がります。

2-1. 3つのポイント

雑貨店を開業するにあたっての物件選びは、ただ単に好みの外観というだけで決めて良いわけではありません。そこで、物件選びのための3つのポイントをご紹介します。

・物件周りは何度も歩いてチェックする

自分のコンセプトに合う物件を見つけた場合、まずはその物件周辺を実際に何度も歩いて確かめましょう。

この時の注目ポイントは以下の通りです。

・店舗界隈に人通りはあるのか?

・平日と週末で人の動きはどのように違うのか

・天気でどのくらい人の動きが違うのか

これらのことを、何度か物件周辺にリサーチに通うためにも、物件は即決せずに何度か現地周辺まで出向いてから確認することが大切です。

・自宅を改装する

家族の了承を得ることが出来た場合、自宅の一部を改装して、雑貨店を開業することも可能です。

実際に、自宅の一部分を店舗として使用する雑貨店も多くあります。

・オンライン雑貨店として開業する

実店舗として雑貨店を経営する際は、開業資金が必要になってきます。しかし、開業資金がなかなか貯まらないという場合は、オンラインショップとして雑貨店を開業することも可能です。

実店舗を開業する前段階の経験として、オンラインショップの雑貨店の通販を始めておくこともおすすめです。

オンラインショップであれば、立地は基本的に関係ありませんし、店舗運営のための物件探しをしなくて済むという大きなメリットがあります。

実店舗で必要な内装などの店舗改装費用、店舗物件の取得費用が全て浮くことになります。

オンラインショップの雑貨店を開業する場合、実店舗と比較してみると、開業資金は大幅に安くなるのです。

2-2. 契約時の注意点

物件を契約する時は、契約時の条件に注意することが重要です。

「とても良い物件を見つけた!」と思っても、店舗経営は不可という物件もあります。また、店舗経営をしても良いが、看板を表に設置するのはNGという条件の物件もあります。

実際に物件を契約することになった場合は、店舗の外観含めて、内装の条件など全てを確認した上で契約を締結しましょう。

3. 雑貨店のような在庫ビジネスで黒字経営するコツ

雑貨店の経営とは、在庫となる商品を仕入れて販売していく「在庫商売」と呼ばれる仕事です。

在庫を持つということは、それだけリスクを抱えるということになります。そのため、より少ない在庫で、上手に商品を回しながら、目玉商品を売っていくことや、オリジナリティ溢れる商品を取り扱うことが成功への鍵になります。

その為にも、ずさんな在庫管理ではなく、徹底した在庫管理をすることはとても大切です。

また、何が流行っているのかなど世の中のトレンドを常に追っておきながら、プラス自分自身のオリジナリティ溢れるアイデアを加えていくことで、「この店にしかないもの」という確固たる商品を取り扱うことが出来るようになるでしょう。

4. 雑貨店の開業に成功した事例

雑貨は、日常生活に彩りや潤いをもたらすものであり、たった1つの雑貨でも自分らしさを表現するための特別なアイテムになります。

「今日は何も買わないと思ったのに、ついつい買ってしまった」という経験がある人が、雑貨店を開業したいと思うのではないでしょうか。

しかし、雑貨店を経営することになった場合は、自分の好きなものばかりを陳列しているのでは確実な利益には繋がりません。

黒字経営が出来る雑貨店を目指して開業していくことの魅力と、雑貨店が成功するための事例をいくつかご紹介します。雑貨店を開業する時の指針になれば嬉しいです。

・資金は余裕を持って(A子さん)

雑貨店を立ち上げる時は、銀行からの借り入れで資金を調達しました。しかし、借り入れして開業した場合、返済計画が甘いと、すぐに赤字が続いてしまい廃業となる雑貨店をたくさん見てきました。これは、利益を取れるように動いてないということです。まずは最初に資金の余裕を持つことがとても大切です。

ですから、私は、赤字部分を補えるくらいの金銭的な余裕がある時に開業しました。手持ち資金に余裕があれば絶対に潰れませんし、雑貨が売れなくても失敗にはならないからです。

半年は余裕を持てるような資金があると良いと思います。

・店名はしっかり考える(B子さん)

自分が開業する雑貨店を、より多くの人に覚えてもらって利用してもらうためにも、店名にはこだわりました。デザイナーさんに名前をつけてもらい、ロゴも考えてもらいました。

お店のコンセプトもしっかりと伝えて、ふさわしい店舗名をつけることが大切だと思います。

・雑貨店巡りをたくさんする(C子さん)

雑貨店を開業して成功させるためには、いろんなテイストの雑貨店を巡って勉強をすることはとても大切です。

開業して成功している雑貨店は、必ずその理由があります。雑貨店といっても、店舗によって扱っている商品は全く違いますし、お店のテイストも全く違います。そこは、店主のコンセプトで全く違うため、自分の意識を上げるためにも、いつもお客さんが賑わう雑貨店には直接足を運びながら、オーナーの雰囲気も含めてたくさん観察しました。そして、どのようなサービスをしているのかを肌で感じて、自分の雑貨店の営業に生かすように持ち帰りました。

やっぱり雑貨店で成功している人は、サービスが細やかです。過剰なサービスではなく、さりげない配慮が出来るオーナーさんのお店には、固定客がついていると感じました。

・自宅ショップの場合は、きちんと営業時間を明記する(F子さん)

私は自宅のスペースを利用して雑貨店を開業したので、開業資金は大幅に節約できました。しかし、自宅ショップは普段自分と家族が日常生活を送る場所です。その自宅で雑貨店を開業することになるため、ついつい営業時間がルーズになりがちだったのですが、自宅とはいえ雑貨店として営業するからと、営業時間と定休日をきちんとお知らせして、その通りに営業するようにしました。

開店時間を明記することによって、お客さんも通いやすくなったと言われました。自宅ショップでも開店時間を明記する方が、固定ファンの獲得にもつながると思います。

あともう1点。自宅ショップのメリットとしては、少ない資金でも自分の雑貨店を持てるということですが、少ない資金で開業できるから儲かるということにはなりません。

開業のための資金として浮いたお金をどう使っていくかも、オーナーの手腕です。どのような商品を仕入れて、どのようなマーケティングでやりくりしていくのかは、自宅でも貸店舗でも変わりません。

このようなビジネス面での工夫が求められます。自宅ショップだから楽だと考えずに、きちんとビジネスとして考えていくことが成功の秘訣です。

・客層を考えて開店する(H美さん)

雑貨店を開業するにあたって、客層としてどんな人にきて欲しいかというメインターゲットを決めることから始めました。

自分が好きな雑貨を並べるだけでは、お店自体の魅力があまりない上に、どの層をターゲットにしているのかわかりません。

若者向けなのか、女性向けなのか、男性向けなのか、ファミリー層向けなのか、子ども向けなのかなど、ある程度の範囲を絞りながら雑貨を仕入れていくようにしたことで、ターゲット層からの集客が見込めるようになりました。

ターゲットが決まれば、雑貨店自体のオリジナリティも溢れてきました。

ターゲットは、富裕層や独身層などの経済面からのアプローチを加えてもわかりやすくなります。

特に、富裕層をターゲットにしたお店であれば、仕入れ金額は高くなりますが、その分売上も高くなります。

安い雑貨をたくさん売るより、高い商品を1つ売る方が労力は少なく、売上も大きくなるのです。

私は思い切って、商品単価が3,000〜5,000円の商品を扱う雑貨店にチャレンジしましたが、良いものには其れ相応のお客さんがつきますので、チャレンジして良かったと思います。

・雑貨は流行があることを知る(D子さん)

私は雑貨の仕入れはインターネットでしているのですが、雑貨店の運営するにあたって、雑貨にも流行があることを知りました。雑貨の仕入れサイトを見てみても、シーズンごとガラッと流行が変わってしまうことは良くあります。

また、品切れになる商品も多くありますので、お客さんから「あの時のあの商品、もうひとつ欲しいんだけど」と言われても、対応出来ないことも多いのです。いつも同じ商品を仕入れられるわけではないことも知っておくと良いです。

雑誌やインターネットのニュースを追いながら、流行のものをチェックしていく意識を持ち続けることも、雑貨店の成功のカギです。

5. 雑貨店の開業に必要な資格や許可

雑貨屋を開業するためには、特に必要な資格はありませんが、食品を扱うことになる場合や、商品を買ってくれたお客様に対してのノベルティとしてお茶をサービスする場合、喫茶店営業の許可対象の営業となってしまいます。その場合、店舗の施設基準から変わってきますし、食品衛生責任者資格が必要になることもあります。

雑貨店だけでやっていく場合は、この辺の境界線をしっかり把握しておくことが大切です。

雑貨店の開業に関しての必要な手続きですが、多くの人は「個人事業主」として開業することになるでしょうから、税務署に「開業届」を提出することになります。開業届とは、新しく事業を開業したことを報告するための届け出になります。

そして、開業届を出したのであれば、収入に関わらず毎年確定申告をする必要があります。確定申告には青色と白色の2種類がありますが、節税効果が高い青色申告をおすすめします。

一般的に青色申告はややこしかったり大変だったりするイメージを持つ人も多いでしょうが、会計ソフトなどを活用することで、スムーズに記入することが可能です。

「確定申告は節税メリットの大きい青色申告で行こう」と思うのであれば、税務署に開業届を提出する時、「青色申告承認申請書」も一緒に提出しておきましょう。

6. まとめ

雑貨店の開業資金と黒字経営に成功するコツをご紹介しました。雑貨店はコンセプトをしっかりしていなければ、単なるフリーマーケットと大差なくなってしまう可能性があります。

雑貨店としてやっていこうと思うのであれば、片手間にお店をするのではなく、事業として成立するように、お金をかけるところはしっかりかけて元を取るように黒字経営を目指していきましょう。

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