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鉄板焼き屋の開業資金と黒字経営に成功するコツまとめ

鉄板焼き屋の開業には700〜1,500万円の資金が必要です。ビジネスの成功には物件選びが重要ですが、特に周辺の人通りや近隣住民の年齢層をチェックするのは大切です。黒字経営に成功するコツや必要な資格や許可についてまとめました。

大人から子供まで人気のお好み焼きや焼肉を扱う、鉄板焼き屋。開業資金はどれほど必要なのでしょうか?

今回の記事では、鉄板焼き屋の開業資金とその内訳を紹介します。また物件探しのポイントや黒字経営に成功するためのコツも説明します。

1. 鉄板焼き屋に必要な開業資金

飲食店を開業したい人の中でも人気があるのは鉄板焼屋です。理由としては、鉄板焼はどんな客層にも受け入れられる、普段の食事から飲み会までどんな用途でも使われやすい、シェフとしての経験がなくても比較的簡単にメニューを提供できるという点があげられます。

鉄板焼屋として成功をするためには、良い準備が必要です。開業のための十分な資金を用意しておくこととランニングコストをしっかりと把握しておくことは大切です。

1-1. 初期費用と内訳

鉄板焼屋を始めるためには以下の費用を用意します。

・物件を借りるための費用

・外装や内装の費用

・調理器具を揃えるための費用

店舗を借りるときには、毎月の家賃とは別に、敷金、礼金、保証料、仲介手数料を最初に支払います。敷金は4〜10カ月分の家賃を支払うのが一般的です。礼金や仲介手数料は、それぞれ1カ月分の家賃を支払います。

鉄板焼屋については20〜30坪の広さがあれば十分ですが、物件を借りる際には初期費用として10〜12カ月分の家賃を現金で用意する必要があります。坪単価が10,000円の店舗を借りた場合には、最低でも200万円の費用が必要です。

外装や内装については借りる店舗によって費用が変わります。通常の物件を店舗に改装する場合には、顧客が足を運びやすい外装にしたり、落ち着いて食事ができる内装に改装しなければなりません。さらに電気設備や空調設備、ガスや水道の工事も行わなければなりません。全ての工事をすれば、最低でも700万以上の費用はかかります。

外装や内装の費用を抑えるために、居抜き物件を借りるという方法があります。居抜き物件ならば、飲食店を始めるための外装や内装が整っており、わずかな改装で開業できます。鉄板焼屋の居抜き物件を借りるならば、さらに費用を抑えることができるのでおすすめです。居抜き物件を改装する場合には300〜500万円の費用に抑えることができます。

飲食店を開業する上で、調理器具を揃えておくのは非常に大切です。鉄板焼屋の場合には、テーブルごとに鉄板を設置するので、質の良い鉄板を揃えておくようにしましょう。鉄板を選ぶときにはなるべく厚めのものを選ぶようにしましょう。厚めの鉄板で調理をすると保温性が高く、弱火でもしっかりと焼くことができます。

鉄板は鉄板焼屋にとって命ですので、コストをなるべくかけるようにしましょう。調理器具を全て揃える場合には、200〜400万円の費用が必要です。

1-2. ランニングコスト

鉄板焼屋のランニングコストには以下のものがあげられます。

・食材

・電気代や水道代やガス代

・人件費

食材については、提供するメニューによっても費用が異なります。お好み焼きやもんじゃ焼きについては小麦粉がおもな材料となるため、費用を安く抑えることができます。ステーキや海鮮料理を提供する鉄板焼きについては、費用はかかりますがオリジナリティーを出すことができます。

食材を費用を計算するときには、売り上げの何%を材料費にするのかを想定するようにしましょう。

店舗の広さや地域によって電気代やガス代や水道代は異なります。一般的に飲食店での光熱費は、全ての費用の5%に抑えるのが理想的です。

鉄板焼き屋では、顧客が自分で調理するスタイルと店舗側が調理をするスタイルがあります。店舗側が調理をする場合には数人のシェフを雇う必要があるので、人件費がかかります。しかし、顧客が調理をする場合には人件費を抑えることができます。

ただし、顧客が調理するスタイルでは調理に時間がかかるために長居してしまい、その結果店の回転率が下がる恐れもあります。そのため、どちらのタイプにするかは慎重に検討しましょう。

2. 鉄板焼き屋の開業資金の調達方法

鉄板焼き屋を開業するには、700〜1,500万円の費用がかかります。また、開店から数カ月分の人件費や材料費などは用意しておきたいものです。1,000万円もする資金をすんなりと貸してもらうことは難しいでしょう。

鉄板焼き屋の開業資金を調達するために、以下の3つの方法を利用しましょう。

銀行融資

カードローンでは借りることのできる限度額が決まっており、金利も高めに設定されています。しかし、銀行融資ではまとまったお金を低い金利で調達できます。融資をしてもらうには、事業計画書や見積書が必要です。詳細な事業計画を立てれば、融資をしてもらえる可能性は高くなります。

また、審査では自己資金の割合を調べられます。可能な限りある程度の資金を自分で用意するようにしましょう。

親戚

なるべく他人から借りたくない人や銀行融資の審査に落ちてしまった人は、親戚からお金を借りる方法があります。親戚から借りる場合には、金利を取ることはありませんし、無理のない長期の返済計画を立てることもできます。

もちろん親戚からお金を借りるときには信頼が必要です。詳細な事業計画を立てて、正直に相談してみるのも良い方法です。

3. 鉄板焼き屋に最適な物件の選び方

鉄板焼き屋を開業するときに、最適な物件を選ぶことは大切です。「不動産屋が勧めるから」、「人通りが多いので集客が望めそうだから」というだけで決めてはなりません。

実際に開業したものの、人が全然集まらずに1年後には店をたたんでしまうというケースはよくあります。そのため物件選びをするときには、なるべく時間をかけて調査するのがおすすめです。

3-1. 3つのポイント

物件を選ぶときには以下の3つの点を考慮するようにしましょう。

・人通りが多い物件か

・物件の周辺にはどんな年齢層の人が住んでいるのか

・近隣の状況

この3つを重視すれば、良い物件を見つけられます。

・人通りの多い物件か

鉄板焼き屋に限らず、飲食店を開業する際に大切なことは人通りが多い場所に店舗を構えることです。現地で物件を視察するときには、つい建物の外観や内装ばかりを気にしてしまいがちですが、人通りについても必ずチェックしましょう。

人通りは、時間帯や季節によっても大きく異なります。昼間は人通りが多いものの、夜になると閑散とするところもあります。また、大学や専門学校の周辺では夏休みや冬休みの期間には人がまばらになることもあります。さらには、平日は人の流れが少ないものの、週末になるとたくさんの人が集まる地域もあります。

そのため人の流れをチェックするときには、一回だけでなく時間や曜日、できれば季節も変えて何回も確認するようにしましょう。

・物件の周辺にはどんな年齢層の人が住んでいるのか

お好み焼きなどの鉄板焼きは、どんな年齢層にも人気がある商品です。しかし、コンセプトやターゲットを誤ってしまうと、店に人が集まることはありません。

例えば、学生がたくさん住んでいる地域では、なるべく安くてボリュームのある商品を提供すればお客を集めることができます。また、ファミリー世帯が多く住んでいる地域では、子供が喜ぶようなメニューも用意しておけばお客を集めやすくなります。また、サラリーマンやビジネスマンが多い地域では、通常のメニューだけでなく、お酒やおつまみなどを用意すると同僚と飲みに行く場所を探すときに選んでもらいやすくなります。

現地へ行ってどんな人が住んでいるかを観察して、店のターゲットを明確にするようにしましょう。

・近隣の状況

鉄板焼き屋を始める際に気をつけておきたいのは近隣への配慮です。鉄板焼きには臭いや煙がつきものです。そのため周囲の店舗や近隣の家の状況も確かめておくようにしましょう。

場所によっては、頻繁にクレームが来ることもあります。開業する前に問題がないか確かめておくようにしましょう。

3-2. 契約時の注意点

契約時に注意しておきたいことは家賃などを含めた初期費用です。鉄板焼き屋を開業する上で、家賃をチェックしておくのは大切です。どんなにきれいで人通りの多い店舗でも、家賃が高ければ収益を上げることは難しくなります。

特にお好み焼きやもんじゃ焼きなどは、原材料費がそれほどかからないというメリットがありますが、一方で一人当たりの単価は低いというデメリットもあります。そのため、家賃が経営を圧迫しないように注意しなければなりません。

さらに、家賃は季節に関係なく同じ値段を払わなければなりません。そのため契約をする前に、月々どのくらいの費用がかかるのかを見直して、コストを抑えた健全な経営ができるように計画しましょう。

4. 鉄板焼き屋のような飲食店ビジネスで黒字経営するコツ

鉄板焼き屋のような飲食店の経営を成功させるために必要なことは人材の確保です。

鉄板焼き屋に求められる人材には、料理が上手なことがあげられますが、どんなに料理のスキルが高くても接客や片付けなどのスキルが低ければ、店を成功させることはできません。

顧客に対して元気よく丁寧に接することは非常に重要です。また、食べ物を提供するという責任感をもっていることも大切です。スタッフの質が上がれば料理の質も上がるため、黒字経営につながります。

5. 鉄板焼き屋の開業に成功した事例と年収

鉄板焼き屋経営者の平均月収は20〜30万円、年収にして200〜400万円です。成功した人の中には年収が1,000万円を超える人もいます。

鉄板焼き屋で成功した例として、豊富なメニューとサービスによって数店舗を経営するまでになった人がいます。単にお好み焼きを提供するのではなく、お客さんを楽しませるパフォーマンスをしながら、目の前でお好み焼きを一つずつ丁寧に作るスタイルを確立しました。また、お好み焼きも関西風と広島風の2種類を提供することによって、味の変化をつけています。

その結果、どんなに待ってでも食べたいというファンができ、行列のできる人気店になりました。

6. 失敗しない鉄板焼き屋の開業・経営方法の種類

鉄板焼き屋の開業にはかなりの資金が必要なため、なるべくならば失敗は避けたいものです。鉄板焼き屋を始める際には2つの種類があります。

6-1. フランチャイズ経営

鉄板焼き屋には、有名なフランチャイズ店がいくつかあります。フランチャイズ経営の場合には、確立された味やメニューなどが用意されています。また知名度もあるため開業時にも戸惑うことなく始められます。

ただしフランチャイズ経営には、加盟料や毎月のロイヤリティを払わなければなりません。お金を払ってでもなるべくリスクは避けたい人にフランチャイズ経営は向いています。

6-2. 個人経営

個人経営の大きなメリットは、自分の好きなように経営できることです。場合によっては過去の職種を生かすこともできますし、また稼いだ収入を全部自分のものにできるのも魅力です。

ただし個人経営の場合には、店の良し悪しで集客力が変わるというリスクも持っています。そのため、失敗する可能性もありますが、成功すれば複数店舗を経営することも可能です。

7. 鉄板焼き屋の開業に必要な資格や許可

鉄板焼き屋を経営するためには、飲食店営業許可と食品衛生責任者の資格が必要です。開業前には必ずこの2つを取得していなければなりません。

飲食店営業許可

鉄板焼き屋を始めるためには、保健所で飲食店の営業許可をもらわなければなりません。許可の取得のための条件として、保健所が要求する施設要件や設備要件を満たしていることがあげられます。

居抜き物件の店舗を使用する場合には、飲食店営業許可に適した構造になっているため、それほど問題ではありません。ただし調理場については、通常の飲食店と違って、テーブルやカウンターになることも多いので注意しましょう。

食品衛生責任者

食品衛生責任者は、各都道府県の食品衛生協会が主催する講習を受けることによって取得できます。講習は1日で終わるため、時間をとって必ず受けるようにしましょう。ただし調理師や栄養士の資格を持っている場合には、この資格は不要です。

8. まとめ

鉄板焼き屋を始めるには、店舗を借りるための資金、内装や外装の費用、調理器具などの設備のために700〜1,500万円の費用がかかります。自己資金で開業するのが1番ですが、難しい場合には銀行融資や親族からの融資で始めることができます。

店舗を選ぶ時には、人通りが多い物件か、物件の周辺にはどんな年齢層の人が住んでいるのかを調査しましょう。そして開業するときには、事前に飲食店営業許可と食品衛生責任者を取得するようにしましょう。

 

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