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蕎麦屋に必要な開業資金と成功させる3つのコツまとめ

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蕎麦屋の開業で欠かせない「資金」。資金にはイニシャルコストとランニングコストに大きく分けられますが、それぞれしっかり理解しておくことでスムーズな開業が望めるでしょう。もちろん開業資金だけがすべてではありません。ここでは開業にあたって大切なことを紹介しています。

蕎麦屋の開業を考えているのであれば、開業のための資金やランニングコストについて学ぶ必要があります。特にランニングコストは毎月変動しますので、細かいところまで具体的に計算しておくことが継続して経営できるコツでしょう。

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1. 蕎麦屋に必要な開業資金はいくら必要?その内訳は?

お店を開業する場合、当然ですが資金が必要になります。いわゆる「開業資金」と呼ばれるものですが、どれくらいの費用が必要になるかは職種によって異なるでしょう。ここでは、蕎麦屋の開業資金とその内訳について紹介します。

1-1. 蕎麦屋の開業資金

ひと口に蕎麦屋と言っても幅広いため、開業資金は店の携帯や規模などによってさまざまです。全体的には「開業資金が高い」と言われていますが、細かいところを見るとやはり差が出るのが蕎麦屋になります。たとえば、駅前の立ち食い蕎麦屋や路面店、ビルの中に入った店などとにかく豊富です。とはいえ、どの蕎麦屋でも「店舗取得費」「設備投資」「内装・外装工事費」をはじめ、その他諸経費が必要になることは共通しています。目安は、1,800万円程度。これは「新規開業白書」の統計によるものですが、最低でも1,000万円、できれば2,000万円用意しておいたほうが安心と言えます。ちなみに、自己資金の平均は開業資金の30%と言われています。できればある程度自己資金を貯め、残りを公庫などの融資で補う方法がベストでしょう。事業の開業資金は親や友人から支援してもらえるケースも多いので、一度相談してみるのが良いかもしれません。

1-2. 初期費用の内訳

では、開業資金の内訳はどうなっているのでしょうか?先ほど「店舗取得費」「設備費」「内装・外装工事費」「その他諸経費」などがかかると説明しましたが、店舗取得費とはいわゆる物件です。蕎麦屋を開業するにあたり、店がなければはじまりません。そしてこの物件選びが非常に重要で、細部までこだわり良質な物件を見つける必要があるでしょう。目安は、100~300万円程度。「少しでも安くおさえたい」という場合は、居抜き物件というものもありますので、そちらをチェックしてみるのも良いかもしれません。ただ居抜き物件=以前誰かが使っていた物件ですので、中古ならではの欠陥がある可能性が高くなります。そのへんをきちんと理解し選定するようにしましょう。店舗取得費にかかる費用の内訳は、「保証金」「仲介手数料」「家賃」となります。

設備費とは、蕎麦屋で使用する設備にかかる費用を指します。どれくらいの規模の蕎麦屋を開業するかによってかかってくる費用は異なり、小型店なら約300万円、中型~大型店などになると約1,500万円と高くなります。また何時に営業するかによっても変わります。たとえばランチタイムをメインに営業する場合は、ランチ割やお得なサービスなどを考慮して設備を選ぶと良いでしょう。あとで設備を追加するとなると大変ですので、工事前にしっかり考えておいてください。

内装・外装工事費は、いかに顧客が安心して食事ができるか、回転率が良いか、などを重視して考えることになります。「なるべく安くしたい」という理由で重要な部分を手抜きしてしまうと失敗しますので、しっかり検討しなければいけません。ちなみに、小型店なら約300万円、20坪なら約1,000万円と言われています。

その他諸経費は、レジ関係備品・調理器具・トイレ備品・ユニフォーム・装飾品・仕入れなど。宣伝広告費やスタッフ採用広告費などもかかってくるでしょう。

1-3. ランニングコストの内訳

ランニングコストとは、いわゆる経営を維持するための費用を意味します。「経常運転資金」とも呼ばれており、一般的に開業から3ヶ月後まで支払いができる費用を用意しておくと良いと言われています。どんなに開業資金を用意できていても、ランニングコストがなければ店は安定しません。要するに、将来を見据えて費用を用意しておくことが大切と言えるでしょう。

一般的なランニングコストの内訳は、「家賃」「人件費」「水道光熱費」「宣伝広告費」「消耗品」などが挙げられます。基本的に物件が決まった時点で算出しておく必要があり、開業資金とは別途準備しておかなければいけません。冒頭で「開業から3ヶ月後まで支払える費用を用意しておくと安心」と説明しましたが、もっと分かりやすく言うと「月商と同額程度」もしくは「月商の9割」用意しておけば良いと言われています。

2. 蕎麦屋の開業資金を調達する方法

開業資金の調達方法はいくつかあります。一般的には「日本政策金融公庫」から借りる方が多いのではないでしょうか。なかには親や友人などから支援してもらう方もいると思いますが、公庫や助成金などを利用して開業される方がほとんどです。日本政策金融公庫の公式ホームページを見てみると、「新規開業資金」というサービスがあります。このサービスは蕎麦屋だけでなくすべての事業開業に対応しており、最大7,200万円まで借りることができます。返済期間は、設備資金20年以内・運転資金7年以内(いずれも据置期間は2年以内)。もっとも安心で、もっとも大きい金額が借りられるので蕎麦屋の資金調達を考えている方は一番に検討してみると良いでしょう。

では、公庫以外ではどこで資金調達できるのでしょうか?親や友人からの支援も良いですが、やはりトラブルが心配です。ですから、なるべくは身内以外から調達できる方法を知っておくと安心でしょう。おすすめは、「都道府県などの制度融資」「機械設備のリース」の2つ。機械設備のリースに関しては初期投資の減額にも繋がりますので開業資金として利用しやすくなります。その他、信用保証協会の保証・民間の金融機関・資本参加などが挙げられます。とはいえ、一番安全で相談もできるところと言えばやはり「日本政策金融公庫」でしょう。

3. 蕎麦屋の物件選びのポイントと契約時の注意点

開業資金を準備できたら、物件選びに入ります。物件を契約しないことには蕎麦屋は開業できませんので、資金に次いで重要になるでしょう。坪数や立地など気になるところはたくさんありますが、物件選びでもっとも重視したいのはやはり「立地」です。もちろん、ただ「駅から近い」「繁華街」という理由だけで選んでしまうと失敗します。この立地というのは、店舗のコンセプトやどんなお客さんに来てほしいかといったところを想定したうえで考えなければいけません。ひと口に蕎麦屋といってもいろんなタイプがありますから、立ち食いにしたいのか、ゆったり過ごせる空間にしたいのか、ディナータイムをメインにしたいのか、まずは店のコンセプトをしっかり考えましょう。立地は、それに見合ったところを選ぶことになります。もちろん、立地以外にも家賃や共益費、水道光熱費などの予算も重視する必要があるでしょう。どんなに魅力的な物件でも、予算がそれに見合っていないのであれば諦めたほうが無難です。

契約時の注意点ですが、「契約内容」はしっかり確認しておきましょう。契約期間や手付金、保証金の償却、更新手続きや万が一トラブルが発生した場合の解決方法など細かいところまできちんと確認し、納得したうえで契約してください。特に居抜き物件の場合は、よりじっくり確認する必要があります。

4. 蕎麦屋のような飲食店ビジネスの問題点と成功のコツ

近年増えている飲食店ビジネスですが、ひと口に飲食店と言っても職種はさまざまです。ここでは、蕎麦屋のような飲食店を開業する場合の問題点や成功するためのコツを紹介しています。

4-1. コストがかかる

飲食店ビジネスでもっとも大きな問題点となっているのが「コストがかかる」ということです。開業資金のために初期投資する金額が平均2,000万円。居抜き物件や中古品などを利用したとしても最低1,000万円は必要になります。初期投資だけで膨大な金額がかかってくることから、飲食店ビジネスは蕎麦屋に限らず全体的に「コストがかかる」ことが問題となっています。だからこそ、なるべく低コストで経営できるようにすることが成功の秘訣になるでしょう。

飲食店ビジネスのコストは大きく「イニシャルコスト」と「ランニングコスト」の2つに分けられることはすでにご存知でしょう。少しでもコストを抑えるためには、イニシャルコストは物件・内装工事費・設備費を、ランニングコストは具体的な数字を出すことで抑えることができます。イニシャルコストはいわゆる初期投資なので変動することはありませんが、ランニングコストは毎月変動しますので、しっかり計算しておくことで問題を防ぐことができるでしょう。

4-2. オリジナリティに欠ける

コンセプトが不安定でどこか他店と似通っている…。要するにオリジナリティに欠けている飲食店が増えてしまうと、やはり売上は落ちてしまいます。その店の強みになるものがないと客入りが悪くなってしまうので、「当店しかない味」で勝負することが成功の秘訣になるでしょう。もちろん、オリジナルが必ずしも成功へと導いてくれるわけではありませんが、他店のマネをするよりもプラスになります。また近年のインスタ映えを意識して、「写真を撮りたくなる料理」を作ってみるのも良いかもしれません。これは、「コンセプトを明確にする」ことにも繋がるでしょう。

4-3. 立地の悪さ

良い物件選びのポイントとして「立地」を紹介しましたが、逆に問題点も「立地」が挙げられます。せっかく魅力的なコンセプトと料金設定でも、立地が悪いとお客さんはやってきません。また坪数や路面店など人気の物件ばかり意識して「ランニングコストがかかって大変」という負のループに陥ってしまうケースも…。飲食店ビジネスを成功させるのも失敗するのも「立地」が大きく関わっているのです。ですから、成功させたいのであれば良い立地を選び悪い立地を見極められるようにしましょう。

蕎麦屋というと駅前の立ち食いがイメージされがちですが、この辺は家賃や保証金が高いので気をつけなければいけません。OLやサラリーマン向けならビジネス街がおすすめ。いろんな層のお客さんに来てほしいという方は、繁華街がベストです。高級店であれば、百貨店や山奥なども良いでしょう。

5. 蕎麦屋経営の成功事例と年収

素人では難しいと言われている飲食店ビジネス。そんな中でも、成功している蕎麦屋は存在します。たとえば、ディナータイムをメインにした蕎麦屋の成功事例は、「呼び込み方」です。閉店までの営業時間を区切り、それぞれ呼び込み方を変えます。17時頃ならSNSを通して拡散できる方法を、21時頃なら近隣のお客さんのニーズに合ったメニューを出すなど、ちょっとした工夫が収益に繋がっています。また回転率を上げることで成功している事例もあります。スピーディーな対応は好まれやすいですし、手軽に利用できるので客足もグンとアップするでしょう。ただ開業するだけでは成功できないのが飲食店ビジネスです。前述した「ちょっとした工夫」でスムーズな経営を心がけてみてください。

ちなみに、飲食店ビジネス全体の年収は627万円。サラリーマンの平均年収420万円(平成27年度)を考えると「少し多い」くらいでしょうか。ひと口に蕎麦屋といってもさまざまですから、店によってはそれ以上の年収を受け取っている方もいます。しかしなかには平均の半分以下のオーナーもいますから、変動はかなり大きいと言えるでしょう。

6. 失敗しない蕎麦屋の開業・経営方法

店の開業というと、真っ先に店の雰囲気や広さ、メニューなどを考える方が多いのではないでしょうか?コンセプトを持って開業するわけですから、店内はどうでもいいという方はほとんどいないはずです。しかし、店の雰囲気や広さ、メニューばかり意識してしまうと失敗してしまうでしょう。もちろん「お客さんが入店しやすい店内造り」も大切ではありますが、それ以前に視野に入れたいのが「ペルソナマーケティング」です。いわゆる「どんなお客さんに来てほしいのか」ということをある程度想像します。蕎麦屋と聞くとあまり若者向けのイメージがありませんが、それを脱却するためのペルソナマーケティングを考えてから始めると成功しやすくなるでしょう。また、独立開業以外にも「フランチャイズに加盟する」という方法もあり、コスト削減にも繋がるので経営しやすくなります。

他にも、「自店のイメージを明確にする」「メニューはひと工夫する」「種類の多さだけにこだわらない」「清潔感のある内装」「スムーズな動線」「従業員のマニュアルを作る」「社員・パートの人間性を重視する」「女性客に配慮した工夫をする」などが挙げられます。蕎麦屋は古くから受け継がれている日本伝統のイメージが強いからこそ、さまざまな工夫が継続的な経営、成功に繋がるでしょう。

7. 蕎麦屋を開業するために必要な資格や許可

蕎麦屋を開業するために特別な資格は不要です。しかし、飲食店ビジネスを開業するうえで必須となる資格は存在します。それは「食品衛生責任者」「防火管理者」の2つです。前者は調理師や栄養士などの資格を取得しているか食品衛生責任者養成講習会修了者であることが条件になり、後者は店舗の収容人員が30人以上であることが必要になります。

また営業許可といって、いくつかの許可証も必要です。たとえば店で営業する場合は「めん類製造業許可証」を、通販の場合は「飲食店営業許可証」を取得しなければなりません。それぞれ厨房スペースが2つあることが条件になります。

8. まとめ

蕎麦屋を開業するにあたり、必要なイニシャルコストやランニングコスト、物件選びのポイントや資格・許可などが分かりました。日本において蕎麦屋は昔からある飲食店のひとつですから、新しく開業するにはどうしても難易度が高くなってしまいます。老舗にはない独自のコンセプトで新しい蕎麦屋を展開していってください。

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