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ペットサロン・トリマーの独立に必要な開業資金と成功させる3つのコツまとめ

トリマーの方が独立をしてペットサロン経営を夢見ている方も多いでしょう。そこで気になるのが、開業資金やランニングコストの経済面、困ったトラブル例と解決方法、必要な資格や届け出などペットサロン経営には様々なことがあります。トリマーが独立してペットサロンを開業するあれこれをまとめました。

トリマーの方であれば、ゆくゆくはペットサロンをオープンしたいと思っている方も多いでしょう。そこで気になるのは、その資金についてです。そして、やはり経営をしていたら良い事ばかりではありません。その問題点の改善点も気になるところです。ペットサロンの開業、トリマーの独立について見ていきましょう。

1. ペットサロン・トリマーの独立に必要な開業資金はいくら必要?その内訳は?

まず初めに気になる点としては、ペットサロン・トリマーの独立にはどれくらいの開業資金が必要かと言うことです。ただこちらは、どのように開業するかによって違いますので一概には言えません。

一例としては「内装500万、業務用品100万、送迎車100万、敷金等100万、その他200万弱の計1000万」で開業できた例があります。

身内の方に建築士の方がいらっしゃれば内装500万円を200万円くらいに節約することもできる例もあります。

もし内装に拘りたいとか、広いところにとなるとそれ以上にお金がかかる可能性も出てきます。

1-1. ペットサロン・トリマーの開業資金

目安としては1000万円くらいですが、ケースによって多岐にわたります。

ですので、どこかの真似をしたから必ずそうなるとも限りません。

ですので、目安程度は必ず準備しておき、もしもの時はもっと追加のお金を出せるくらいにしておくことがお勧めです。

ただ地方では100万円で開業できた例もあります。

ただ、こちらは知り合いの大工の方にかなり安く内装をやってもらうなど知り合いの伝手を頼る事でそうできるケースが多いです。

1-2. 初期費用の内訳

初期費用としては設計監理費・内装工事費・テナント賃貸契約金・業務備品・ガス水道工事・消耗品・看板・販促物制作業・雑費等様々なものが必要です。

建物関係については賃貸であるケースが多いと思われますが、その契約金も必要です。そしてペットサロンをしていくとなるとそのような業務備品も必要ですし、ガス水道の設備を整える事も重要です。

1-3. ランニングコストの内訳

やはりペットサロンを経営していくにあたっても費用は掛かってきます。

これはランニングコストと言われていますが、それは電気代・ガス代・水道代・消耗品・人件費・家賃等いろいろとあります。

ペットサロンとして成功している方は、テナントの家賃は10%程度に抑えている人が多いです。多くて20%くらいが許容範囲であると言われています。

やはり一般の方の生活においても、家賃はおさえたほうが生活に余裕が出ます。ペットサロンにおいても家賃を抑える事で他の事にお金をかけることができます。

その他のランニングコストも本当に人それぞれですので一概には言えません。

ですが、目安としては電気代2万、ガス代1万、水道代1万、仕入れ10万程度前後、電話1万くらいで営業しているケースもあります。

2. ペットサロン・トリマーの独立開業資金を調達する方法

ペットサロンに限らず開業資金の調達は、借り入れをしている方が圧倒的に多いです。

もちろん、何らかの事情で全額貯金から出せる方もいるかもしれませんが、皆が皆そうとは限りません。

銀行などもありますが、日本政策金融公庫でしたら民間ではなく国でそのような貸し付けをしているので安心感は圧倒的に違います。

そして何より日本政策金融公庫での貸付を勧められる点としては、初めて独立開業する人は実績がない状態です。

銀行はそのような初心者に貸し出すというリスクを取る事はあまりなく、貸し渋りがあるところがあります。

確かに銀行としても全く実績のない人にお金を貸して、それを焦げ付かされるようなことがあると経営に影響が出ることから貸し渋りをするところがあるのです。

ですが、やはり「初めて」は皆平等にあることです。

どんなにベテランの人であっても、初めて独立開業した時は必ずあったはずです。

ですので、この「初めて」の人を支援する人がいないといけないということから国の貸付制度があるのです。

注意点としては、国が運営しているところですので、税金関係の遅延があると貸し付け条件に引っかかるところがあります。ですので、住民税等の国税は必ず支払うようにしましょう。

また、基本的に公共料金等の支払いや給料の入金等の通帳は1つにまとめた方が良いです。それは何故かと言うと、皆さんが得た給与をどのようにお金を使っているかを一目瞭然で見ることができるからです。

それを見て、どんな人なのかということを大まかに見ることができます。

例えば浪費癖がある方でしたら、支払いの金額が多いという事もあります。

ですので、その収支が記入されている通帳を1つ見れば、大体どのような生活をしているかということを見ることができるのです。

だからこそ、そのような収支をしっかりと見るために、収入と支払いの通帳は1つにした方が良いです。

また、借金等があればできるだけ早急に返した方が良いです。消費者金融などを利用していないから大丈夫と思う人も多いでしょう。

ですが、車のローン等は組んでいる方も多いのではないのでしょうか?

ただ、例外としては住宅ローンはそこまで不利にならないケースも多いようです。

その理由としては、自宅は新たな担保にすることができるからということでそこまでマイナスと捉えられていないところがあります。

そして、トリマーとして開業を目指すからには、やはりトリマーとしてペットサロンに勤めている人も多いのではないのでしょうか?

ペットサロンに勤めている人だとしたら、そこで実績を積む経験をしましょう。

そうすることで、それが強みになることもあります。

この実績作りというのはできるだけ1つのペットサロンに継続的に勤めると言うことです。

基本的にペットサロンは賃金が安いことから、早く資金を作りたいと思って異業種に就く人もいるかもしれません。ですが、異業種からトリマーとなるとなかなかその職業の間に接点がなく、融資を受けるときに信頼を得にくいところがあります。ですので、融資の対象外となってしまうところもあります。

では、キャリアを積んでどんどんと転職をしたいと思っている方もいるかもしれません。が、トリミングサロンに勤めているという点では長年であっても、複数のサロンを短期間で転々としていると言うことであれば、なかなか信頼を得にくいところがあります。

また、そこまで短期間でなくてもコロコロと職場を変えるということがあると、そこまで転職がメジャーとなっていない日本では、根気のない人と言うことでマイナスになってしまうこともあります。

1つのところに長く勤める事が1番評価されるポイントです。

そして、実績としては1つのペットサロンに勤めたと言うだけではありません。店長位の重要な仕事を任されていたとかコンテストに入賞したなどなど、そのようなアピールポイントが1つでもあればそこを強くアピールしましょう。

あと、こちらは意外と思ってしまうかもしれないですが、基本的に開業資金は自分で準備をする事が重要です。親や親族などの援助で融資を受けるとなると審査から漏れることがあります。

どのようにしてそのコツコツ開業資金を貯めたかを証明するには、収支を証明する通帳において少額でも残しておくようにする事で証明ができます。

あればあるほどに良いですが、なかなか貯蓄が難しいのであれば1万円程度でも良いのです。とにかく自力で少額ずつでも頑張って貯めていることを証明することが大切なのです。

3. ペットサロン・トリマーの物件選びのポイントと契約時の注意点

まず、成功するには立地は非常に大きなウェイトを占めます。

リサーチする所としては、戸建てやペット可のマンションがどれくらいあるか、賃貸物件においてもどれくらいの物件がペット可であるかです。賃貸が多い地域だとペット不可である物件が多ければ、ペットを飼っている人は非常に少数となります。ですので、ペットを飼っていない世帯が多いところで開店しても需要がないという事になります。

車でのアクセスがどれくらい楽か等のアクセスの良さも重要です。

また、近隣の方が理解があるかどうかも重視するべきポイントです。犬や猫など様々なペットが集まりますので、鳴き声などで苦情が来る可能性があります。

契約時に気を付けるべき点としては、特にペットホテルの併用もお考えであれば借りようとしているところがどのような住居地域であるかという事です。

「第1種低層住居専用地域」「第2種低層住居専用地域」「第1種中高層専用地域」「第2種中高層専用地域」というところだったら、面積が10㎡以上の施設で営業できませんので気を付けましょう。

もし、サロンだけであれば、この制約は受けません。

4. ペットサロン・トリマーのような店舗ビジネスの問題点と成功のコツ

ペットサロン・トリマーのような店舗もやはり問題点はあります。

問題点やその解決方法、成功するコツなどを見ていきましょう。

4-1. 感染症のリスクがある

基本的にペットサロンでしたら、犬を対象にしているところが大半でしょう。

そして、犬は狂犬病と混合ワクチンの接種義務があります。ただ、飼い主の方が口頭で言うだけであれば、もしかしたらそれが真実ではない可能性もあるのです。

狂犬病に関しては、人にも感染します。そして一度感染をすると致死率は100%と言われています。もちろん、人向けの予防接種もありますので、そのような対処をしていれば病気にはなりません。ですが、そのような感染症への対処がしっかりしていないとなると、信頼がなくなってしまいます。

それを防ぐべく証明書を提出してもらう事で、そのようなトラブルを回避することができます。

4-2. トリミングに関するトラブル

犬や猫は生き物ですし、人間のように「じっとしていてね。」と言っても言葉としては理解していないので、中にはいう事を聞かないタイプもいるでしょう。そうなると、ちょっとしたケガ等が起こる可能性があります。

大けがは論外ですが、小さなけがも大きな問題として捉えられてしまう可能性も無きにしも非ずです。

お客様本人がそのままような不満を抱くこともありますし、たまたまそのお客様に謝っている様子を見た第三者のお客様が不安を抱いてしまう可能性もあります。

その為にもぜひとも利用規約は作っておき、このような事態になったらこうするという事を明確にしておきましょう。資金が豊富で予算が許すのであれば弁護士を雇うという手もあります。が、初心者の方はそこまでの資産を準備するのは難しいので、利用規約をしっかりと作りこむことで解決します。

4-3. 運転資金のショート

あってはならないことですが、一番ありがちな問題です。特に経営初心者の方でしたら予想外にうまくいかないこともあるでしょう。今は繁盛しているペットサロン経営者の方によると、売り上げを100%と仮定して、このような割合にするとうまくいくと言われています。

それは「家賃10%から20%、人件費40%、水道光熱費7%、消耗品2%、販促費10%、与力があったらグッズ商品仕入れ」とすると良いと言われています。

補足をすると、消耗品というのはペットサロンにおいてはシャンプーがそれにあたります。シャンプーなどの消耗品より販促に力を入れる理由としては、やはり個人事業においては知ってもらわないとどうしようもありません。ですので、知ってもらうために力を入れるべきなのです。

5. ペットサロン・トリマー経営の成功事例と年収

<自宅の一部でペットサロン、年収600万円>

今までは賃貸でペットサロンを経営する形を紹介してきましたが、自宅で開業する方法があります。確かにリフォーム費用などは掛かりますが、家賃はかかりません。賃貸では自宅の一部を使うのは無理ですので、持ち家の方に限ります。

テナントは照明の数が多い傾向にありますが、住宅用でしたらそこまで多くありません。ですので電気代にも差が出ます。また、このようなスタイルでしたらたくさんのペットのトリミングをするというよりは、一匹と向き合いお客様とゆっくり話す形であるケースが多いです。

となると必然的に人件費は減ります。その分を自分の給与にすることだってできるのです。パーセンテージとして上記のランニングコストでも挙げたように家賃10%から20%、人件費40%、水道光熱費7%が減ったり自分の懐に入る形になります。

ただ、自宅開業の一番の弱点は集客です。自宅ですのでなかなかペットサロンと認識してもらえないのです。ですのでここで広告をするのですが、出来れば無料で自分でやる形にすると経費節約になります。ホームページはもちろん、SNSなどを積極的に使う事も必要でしょう。

6. 失敗しないペットサロン・トリマーの開業・経営方法

やはり経営となると自己責任です。ですので、勤めているときは何かミスをしたとしても企業や上司が責任を取ってくれました。ですが、もう自分で何でも対処しなくてはいけなくなります。

自分の失敗でしたらまだしも、こちらに原因がない事でも明らかに難しい顧客の方とのトラブルもあるでしょう。ですので、利用規約をしっかりと作り、それをもとに毅然と対処する場面も出てきます。

そして、従業員としてそつなくこなせていた方も、他の店との差別化をとなるとそれが苦手な方も多いです。ですので、新しいことを考えることができる応用力が必要になります。

やはり人間は失敗して何かを学ぶこともあります。ですので、一度の失敗くらいで全てがダメになるようだったら立ち上がるのが大変です。だからこそ、余裕のある資金と人脈を築き上げましょう。

7. ペットサロン・トリマーを開業するために必要な資格や許可

・動物取扱業登録

トリマーとしてペットを取り扱うお仕事には必須の資格です。この資格でペットの販売、保管、貸し出し、展示などができます。トリマーの仕事に関してはペットを「保管」するとされています。この資格については市や都道府県の動物愛護管理行政担当部局(もしくは保健所)に問い合わせましょう。

・役所・税務署への届け出

個人経営をするには、役所や税務署に開業の届け出をする必要があります。提出する書類は「開業届け」「青色申告届け」の二種類です。そして、事業としてやっていくには税務関係の事で青色申告をする必要性があります。

ただ、ただの個人事業主として白色申告をするとしたらこの二つは必ずしも必要ではありません。

が、なぜ青色申告にすると良いのかというと、青色申告のほうが税制上優遇されているのです。基礎控除の38万円などは白色申告にはないものです。ですので、多くの場合は青色申告にしたほうが得です。

8. まとめ

動物好きの方には趣味と実益が同じであるトリマーは天職です。トリマーでの経営も夢があって良いですね。

ただ現実は大変なところもありますので、それをしっかりと確認するようにしましょう。

 

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