フランチャイズに加盟してペットシッターを開業したい人のための情報をまとめました。また、フランチャイズに加盟する場合のメリットやデメリットも紹介しています。本部によるサポートを受けながら営業を続けたい人には、フランチャイズがおすすめです。
飼い主に代わってペットの世話をするペットシッターを開業したいと思ったことはありませんか。個人で開業することも可能ですが、フランチャイズに加盟して店をオープンするのもおすすめです。
そこで今回は、フランチャイズに加盟してペットシッターを開業する場合の流れを紹介します。さらに、フランチャイズに加盟して開業する場合のメリットやデメリットもまとめましたので参考にしてください。
もくじ
1. フランチャイズ募集しているペットシッター一覧
フランチャイズ募集しているペットシッターはたくさんありますが、経営方針や費用はさまざまです。そのため、自分に合ったフランチャイズを選ぶようにしましょう。
日本ペットシッターサービス
日本ペットシッターサービスは、東京都武蔵野市に本社があります。1998年の創業以来、約70万件のペットシッターを行ってきました。北海道から沖縄まで132の店舗で7250人のペットシッターがおり、飼い主に変わってペットの世話をしています。
フランチャイズに加盟する場合、58万2,000円の加盟契約金が必要です。加盟契約金には、加盟金、備品代、研修費を含んでいます。ロイヤリティは無料ですが、広告協賛金や商標使用料として、毎月1万9,440円がかかるので覚えておきましょう。
日本ペットシッターサービスでは、万が一のトラブルのためにペットシッター自賠責保険を用意しています。そのため、安心した経営ができるでしょう。
ペットシッターSOS
ペットシッターSOSは、東京都新宿区にある本社があります。散歩や食事、トイレの清掃やブラッシングなどのサービスを行っているのが特色です。ペットの世話に加えて、植物のエサやりや空調管理、郵便物の取り込みなども行います。旅行や出張などで食事や散歩などの世話ができないときには便利でしょう。
フランチャイズに加盟する場合、46万円の初期費用が必要です。この費用には、加盟金や保証金、資材費や実務研修費などを含んでいます。そのため、ほかのペットシッターと比較した場合、安い費用で店をオープンできるでしょう。
オレンジペットシッター
オレンジペットシッターは、株式会社ブルックデザインが運営するフランチャイズチェーンです。2006年の開業以来、たくさんのペットシッター業務を行いました。
オレンジペットシッターの特色は、「専任ペットシッター制」を採用していることです。いつでも同じペットシッターが業務を担当するので、飼い主は安心してペットを預けることができるでしょう。
シッターの採用率は5%とかなり低く、確かなシッティング技術を持った人しか働くことができません。ペットシッターのプロフェッショナルをそろえているので、オーナーは安心して経営に集中できるでしょう。
フランチャイズの加盟金は13万円です。ほかのペットシッターと比較すると、かなり安い金額で開業できます。ただし、運営サポート料や商標使用料として、毎月4万円を本部に支払わなければなりません。そのため、ランニングコストよりも初期費用を重視する人には、おすすめのフランチャイズといえます。
2. フランチャイズでペットシッターを開業する3つのメリット
フランチャイズでペットショップを開業する場合には、いくつかのメリットがあるので覚えておきましょう。主なメリットは以下のとおりです。
本部によるサポートがある
フランチャイズに加盟することの大きなメリットとして、本部によるサポートがあります。
未経験で開業する場合には、営業の方法やペットの扱いかたなどを自分で学ばなければなりません。そのため、開業までに時間がかかることがあります。
一方で、フランチャイズの多くは研修制度を取り入れており、基礎的な知識から専門的な分野まで学ぶことができます。そのため、スムーズな開業ができるでしょう。
トラブルにも対応してもらえる
ペットシッターの仕事は、トラブルに遭遇することもあります。凶暴なペットは、世話の途中に、かみついたり引っかいたりすることがあるので注意が必要です。
フランチャイズに加盟すれば、トラブルに遭ったときでも適切に対応してもらえるので安心です。
さまざまな動物たちと触れ合うことができる
ペットシッターは、犬や猫をはじめ、ウサギやハムスターなどさまざまな動物を世話します。中には、珍しい品種のペットに出会うこともあるでしょう。
動物の世話をしながら動物に癒やしてもらうことができるので、ペットシッターのビジネスはおすすめです。
3. フランチャイズでペットシッターを開業する3つのデメリット
フランチャイズでペットシッターを開業する場合には、デメリットがあることも忘れないようにしましょう。主なデメリットは以下のとおりです。
初期費用がかかる
フランチャイズに加盟することのデメリットは、加盟金や研修費などの初期費用がかかることです。フランチャイズでは、本部のサポートを受けることができますが、代わりに加盟金を支払わなければなりません。
ただし、ペットシッターの開業は、ほかの業種と比べると比較的安いので、大きな出費になることはありません。
宣伝は自分で行う必要がある
フランチャイズに加盟すると、本部による研修を受けることができます。ただし、顧客を獲得するためには、チラシや看板などを作って宣伝しなければなりません。そのため、フランチャイズに加盟する場合でも、最初の数カ月は経営が安定しないこともあるので注意しましょう。
資格のリスク
ペットシッターを開業することのデメリットは、資格のリスクです。
ペットシッターになるための特別な資格はありません。ただし開業する場合には、動物取扱責任者を選ぶことや第一種動物取扱業の許可が必須で、許可を申請するためには「愛玩動物飼養管理士」や「愛犬飼育管理士」などの資格が必要です。
そのため、ペットシッターは、ほかの業種よりも店のオープンまでに時間がかかることもあるので注意しましょう。
4. フランチャイズでペットシッターを開業する流れ
フランチャイズによって異なりますが、開業するときには以下の流れで進むので覚えておきましょう。
・資料請求をする
加盟を希望する場合には、はじめに資料請求をしましょう。ほとんどのフランチャイズでは、資料を無料で受け取れます。経営方針や初期費用などを把握しておきましょう。また、フランチャイズの中には、加盟のための説明会を行っているところもあります。
・加盟の契約を結ぶ
資料を読んだ後に加盟を希望する場合は、本部と加盟に関する契約を結びます。
・研修を受ける
契約を結んだあとは開業に向けての準備をしましょう。フランチャイズの中には、研修を行っているところもあります。現役のペットシッターによるアドバイスを受けながら、必要なスキルを身につけることができるでしょう。
・動物取扱業登録
ペットシッターを開業するには、動物取扱業登録が必要です。忘れずに地方自治体に登録しましょう。
5. フランチャイズに加盟してペットシッターを独立開業する方法まとめ
フランチャイズに加盟してペットシッターを独立開業する場合には、本部によるサポートを受けることができます。また、トラブルに遭遇したときには、本部に対応してもらえるので、安心して経営を続けることができるでしょう。
一方で、「初期費用がかかる」、「宣伝は自分で行わなければならない」といったデメリットがあります。加盟する前には、メリットとデメリットを十分に検討してから決定しましょう。