フィットネスクラブを独立開業する方法の一つに、フランチャイズの加盟があります。国内にはたくさんのフィットネスクラブのフランチャイズがありますが、今回はおすすめのフランチャイズを3つ紹介しています。フランチャイズに加盟して独立開業する場合の流れをまとめています。
健康や美容のために、フィットネスクラブに通う人は増加しています。そのため、フランチャイズのフィットネスクラブに加盟して開業する人もいますが、デメリットもあるので、注意しなければなりません。
本記事では、フィットネスクラブを開業する場合のメリットとデメリットを紹介します。さらに、フィットネスクラブを開業するときの流れもまとめていますので活用してください。
もくじ
1. フランチャイズ募集しているフィットネスクラブ一覧
フランチャイズ募集しているフィットネスクラブは国内にたくさんありますが、経営方針や開業資金は異なります。今回は、フィットネスクラブを3つ紹介していますので、加盟を検討するときの参考にしてください。
タニタフィッツミー
タニタフィッツミーは、体重計などの計測器の販売をしている株式会社タニタがプロデュースするフィットネスクラブです。健康や美容に興味のある女性にターゲットを絞っており、30分のサーキットトレーニングを提供しています。ボードエクササイズと油圧トレーニングを中心としたメニューで、短時間でも効果を得ることができるのが特色です。
タニタフィッツミーの加盟金は200万円、ロイヤリティは毎月の売上の3%です。物件取得のための費用や内装工事の費用、トレーニングマシンなどの設備費用として、1,920万円の初期費用がかかります。開業のためのアドバイスやサポートがあるので、経営が未経験でも安心して開業できるでしょう。電話やメールでの無料サポートサービスも用意しているので、安心して経営に集中したい人にはおすすめです。
アシスト24
アシスト24は、大分県大分市にあるフランチャイズのフィットネスクラブです。24時間営業のフィットネスクラブを展開しており、いつでも気軽に利用できます。プールやスタジオを持たないので、固定費や修繕費などをおさえることが可能です。フィットネスマシンに関しては、有酸素運動マシンやウエイトマシンを設置しています。
アシスト24の加盟金は200万円です。さらに、物件取得費やマシンの購入費など1,600万円の費用がかかります。アシスト24では、本部による物件の選定や資金調達のサポート、5日間の初期研修を用意しているので、未経験者でも安心して開業の準備ができるでしょう。
ジョイフィット(JOYFIT)
ジョイフィットは、株式会社ウェルネスフロンティアが運営するフランチャイズです。「笑顔と健康」をモットーに全国で250店舗以上を運営しています。若い人から年配の方まで利用できるように、さまざまなフィットネスのプログラムを用意しているのが特色です。また、経験豊富なスタッフによるサポートがあるので、誰もが安心して利用できるようになっています。ジョイフィットの加盟する場合の初期費用は、およそ1,000万円です。
2. フランチャイズでフィットネスクラブを開業する3つのメリット
フランチャイズでフィットネスクラブを開業するメリットには以下の3つがあります。
開業や運営のサポートがある
フィットネスクラブを開業する場合には、店舗選びや内装工事、マシンの設置や収支プランまですべて自分で行わなければなりません。ビジネスの経験があれば、スキルを生かして開業の準備ができますが、未経験の場合にはどのように決めればよいのかわからないため、時間や費用がかかることがあります。
フランチャイズに加盟をすれば、店をオープンするのに必要なすべての準備を本部が行います。また、オープン後についても本部によるサポートがあるので、安心して経営を続けることができるでしょう。
ブランド力を生かせる
安定した経営をするには集客が大切ですが、オープン直後は会員が少ないため売上を伸ばすことが難しいでしょう。特に個人のフィットネスクラブの場合は、認知してもらうまでに時間がかかるため、集客がうまくいかないこともあります。
フランチャイズに加盟して開業すれば、ブランド力があるので安心して利用してもらえます。そのため、開業直後から会員を増やすことができるでしょう。安定した経営を目指すなら、フランチャイズがおすすめです。
フィットネスの需要がある
日本は高齢化社会です。65歳以上の高齢者も3,000万人を突破しており、健康についての興味が高まっています。
最近ではフィットネスにも注目が集まっており、高齢者の中には定期的にフィットネスクラブに通っている人もいるほどです。そのため、フィットネスクラブを開業すれば、若い人だけでなく、高齢者の利用も期待できるでしょう。
3. フランチャイズでフィットネスクラブを開業する4つのデメリット
フランチャイズでフィットネスクラブを開業する場合には、デメリットもあるので注意が必要です。主なデメリットとして、以下の4つがあるので覚えておきましょう。
フランチャイズの見極めが必要になる
フィットネスクラブのフランチャイズはたくさんありますが、中にはきちんとした経営のノウハウを持っていないところもあります。加盟金やロイヤリティは発生するものの、本部からのサポートがないためにトラブルに発展するケースもあるので注意が必要です。
フランチャイズに加盟するときには、口コミや評判なども参考にして見極めるようにしましょう。
入会金無料で集客しているライバル店がある
フィットネスクラブの中には、集客のため入会金無料や数カ月分の会費を無料にしているところがあります。ライバル店が多い地域に開業する場合には、集客が伸びず収益がなかなか上がらない可能性があります。
開業資金が高い
フィットネスクラブの初期費用は、ほかの業種に比べて高めです。小型店舗でも1,000~1,500万円、大型店舗になると1億円かかることもあるので注意しましょう。
フランチャイズの中には、開業資金を調達するためのサポートを行っているところもあります。開業に興味はあるものの、資金に不安のある場合には本部に相談してみましょう。
家賃が高額になることもある
フィットネスクラブのランニングコストには、人件費や水道光熱費に加えて家賃があります。フィットネスクラブの場合は、フィットネスを行うための場所が必要です。そのため、フランチャイズによっては、200~500坪の面積を必要とする場合もあるので注意しましょう。
4. フランチャイズでフィットネスクラブを開業する流れ
加盟するフランチャイズによって異なることはありますが、大まかな流れは以下のとおりです。
・説明会への参加
多くのフランチャイズでは、加盟のための説明会を開いています。事業計画や収支プランなどの詳しい情報が聞けるので、興味のある人は積極的に参加しましょう。
・加盟の申し込み
加盟したいフランチャイズが決まったなら加盟の申し込みをします。申し込みの際には、加盟金や保証金の支払いなどもあるので、事前に確認しておきましょう。
・店舗の決定やスタッフの採用
加盟の契約を交わしたあとは、開店のための準備です。店舗の賃貸契約を交わしたり、内装工事を行ったりします。フランチャイズによっては、スタッフの採用と研修も行っているので、安心して開業の準備ができるでしょう。
5. フランチャイズに加盟してフィットネスクラブを独立開業する方法まとめ
フランチャイズに加盟してフィットネスクラブを開業する場合には、高額な初期費用がかかります。そのため、複数のフランチャイズを比較して、自分の経営プランに合ったところを選ぶようにしましょう。
特に、フィットネスクラブの開業には、家賃が高いといったデメリットもあるので、慎重に開業の計画を立てることが大切です。
<h3>フランチャイズの見極めが必要になる
フィットネスクラブのフランチャイズはたくさんありますが、中にはきちんとした経営のノウハウを持っていないところもあります。加盟金やロイヤリティは発生するものの、本部からのサポートがないためにトラブルに発展するケースもあるので注意が必要です。